思わぬ着信 ページ17
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数学で初めて平均点以上が取れた。
これは、家庭教師をしてくれたジミン先輩のおかげだと言うことは言うまでもない。数学は好きにはなれないけど、先輩と一緒に居れるこの時間は好き。
「ねぇ、見て。じゃん！」
数学の答案用紙をジミン先輩の前に出す。
パッと手に取り62点と書かれたそれを見てジミン先輩が怪訝な顔をした。
「なんでこんな点数で喜んでんの？」
「初めてだよ数学で平均点以上とれたの」
「こんなんで満足するなよ。大学行く気ある？」
「大学かぁ、楽しい？」
「まぁ、それなりに」
「先輩の場合、合コン三昧で楽しいのか」
「うるせー」
ジミン先輩と同じ大学行きたいって言ったら、またきっと嫌な顔されるんだろうな。机に頬杖つきながら答案用紙を眺めてるジミン先輩、あぁもうムカつくほどかっこいいな。
「俺ばっか見てないで、問題解け」
全部お見通しなところもムカつく。
頬を膨らませながら、ノートに視線を向けた。
ブーブーブーッ
その時、机の上に置いてあった私のスマホが鳴り出した。
私がとるより早く、ジミン先輩の手が伸びてスマホを手に取ると画面を見て、表情一つ変えず
「元彼から」
そう言ってスマホを私に渡した。
それを受け取って、そのままポケットにしまう。
「出ないの？」
「うん。今勉強中だし」
「俺の前じゃ気まずいとか？」
「なんでよ。そんなわけないじゃん」
彼氏でもないくせに、なんでそんなビビってるんだろう私。
まぁ、確かにジミン先輩の前ではもう気まずいかもしれない。
少しすると、着信が鳴り止みホッとしたのも束の間だった。
ブーブーブー
また鳴り響く着信に、あぁもう
「ちょっと出てくる」
そう言って立ち上がり部屋を出ようとした時だった
スマホを持っていない方の手をジミン先輩に掴まれた。
スマホを当てた耳からは、ユンギの声が響いてくる
ジミン先輩の瞳が私を捉えて離さない。
�爐發靴發掘�おーい、A？”
「えっ、なに？」
�爐覆鵑世萠笋燭い福�
「今先輩と一緒だからまた後でかけるね」
�爐△ △瓦瓩鵑錣�った”
何で電話一つでこんなに緊張してるんだろう。
私の手を掴んでいたジミン先輩の手が離れて、視線を向ければ
「後でかけ直すんだ」
細い目をさらに細めて私を睨みつける
なんだろう今日の先輩は、いつもと違う。
「妬かないでよ」
いつもみたいに冗談で言ったのに答えは返ってこなかった。
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ピノ子(プロフ) - 名無し41903号さん» 遂に結婚しちゃいました(bﾟv`*)最後まで読んでいただきありがとうございます♡番外編もちょこちょこ書いていくのでぜひよろしくお願いします！コメント嬉しかったです♡ありがとうございます♡ (2022年2月16日 9時) (
レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
名無し41903号(プロフ) - わあああ！遂に推しと結婚できちゃったなんてニヤニヤしちゃいました！お疲れ様です！寝る前によく読ませていただいてますのでこれからもよろしくお願いします₍ᐢ. ̫ .ᐢ₎ (2022年2月16日 2時) (レス) @page36 id: 23d1a85d87 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - たかみさん» たかみさん、嬉しいコメントありがとうございます♡最後まで書けるよう更新頑張ります！ (2022年2月3日 10時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - とても面白かったです！切なすぎて胸がきゅーんとなりました。楽しみにしてます！ (2022年2月2日 17時) (レス) @page11 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - keiさん» keiさん、嬉しいお言葉ありがとうございます♡歴代のということは全部読んでくれてるんですね（ ; ; ）なんとか最後まで書けるように頑張ります！ (2022年2月2日 16時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ子
| 作成日時：2022年1月29日 21時
