心の変化〔JM〕 ページ16
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大学のキャンパスを颯爽と歩くテヒョンを見つけて後を追いかけた。すれ違う女の子達は、テヒョンを見ただけで声を上げ興奮している。そんな奴と親友の俺。テヒョンの隣にいると女の子から声をかけられることも多い。大学に入ってからだって、付き合わないにしろ女の子に困りはしなかった。
「テヒョンアー、待って俺も帰る」
「えっ、今日合コンじゃなかったの？」
「あぁ、やめた」
「珍しいじゃんジミナが合コン行かないなんて、なんかあった？」
「やめろよ、その言い方」
合コンだって、俺を誘えばテヒョンが来るって思ってるんだろう。俺と仲良くなればテヒョンと仲良くなれると思っている女達の魂胆が分かるから、今までそれを利用してたけど、なんかもう面倒だ。
「テヒョンア、この後時間ある？」
「ノアに会いに行くまでならいいよ」
俺の家に来たテヒョンは、慣れたように冷蔵庫からコーラを取り出すとゴクゴクと音を鳴らしながらそれを飲む。そして、ベットを背にして床に座ると、
「何か悩み事？」
俺を見て、心配そうな顔をして尋ねた。
こんな事話せるのは、テヒョンしかいない。
「初めての女って覚えてる？」
「なんの初めて？」
「初めてやった女」
「あぁ、覚えてるよ。あんまいい思い出じゃないけど」
「…だよな」
「初めての女がどうしたの？」
「この間さぁ、Aちゃんといた時に、Aちゃんの元彼に会ったんだ」
「へぇー、どんな奴だった？」
「髪はシルバーで、バンドやってるんだって。俺の一個上」
「ふぅーん、恋敵の登場に焦ってるわけだ」
大きな口を横に広げ嬉しそうに笑って、俺を肘で小突くテヒョン。
「はぁ？別に焦ってねーし」
「なんだ、Aちゃんのことちゃんと好きなんじゃん」
「はぁ？俺がいつそんな事言ったよ」
「合コンにも行かないで、そんな事考えてたんだろ。それはもう好きじゃん」
「…… 」
「ちなみに、ノアの初めては俺なんだ。女の子はさぁ、初めての相手忘れられないらしいよ」
「なぁ、もしノアちゃんが居なくなったらどうする？」
「なんて事言うんだよ」
「もしだよ」
「俺、生きていけない」
「何も始まってないのにさ終わった後のことばっか考えちゃうんだよ」
俺の言葉にテヒョンは、眉間に皺を寄せる
「終わらせなければ終わりは来ないよ。ジミナ、幸せになりな」
その言葉は、テヒョンみたいにすごく優しかった
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ピノ子(プロフ) - 名無し41903号さん» 遂に結婚しちゃいました(bﾟv`*)最後まで読んでいただきありがとうございます♡番外編もちょこちょこ書いていくのでぜひよろしくお願いします！コメント嬉しかったです♡ありがとうございます♡ (2022年2月16日 9時) (
レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
名無し41903号(プロフ) - わあああ！遂に推しと結婚できちゃったなんてニヤニヤしちゃいました！お疲れ様です！寝る前によく読ませていただいてますのでこれからもよろしくお願いします₍ᐢ. ̫ .ᐢ₎ (2022年2月16日 2時) (レス) @page36 id: 23d1a85d87 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - たかみさん» たかみさん、嬉しいコメントありがとうございます♡最後まで書けるよう更新頑張ります！ (2022年2月3日 10時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - とても面白かったです！切なすぎて胸がきゅーんとなりました。楽しみにしてます！ (2022年2月2日 17時) (レス) @page11 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - keiさん» keiさん、嬉しいお言葉ありがとうございます♡歴代のということは全部読んでくれてるんですね（ ; ; ）なんとか最後まで書けるように頑張ります！ (2022年2月2日 16時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ子
| 作成日時：2022年1月29日 21時
