最後の夜 ページ11
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最後の夜ご飯は、ハナ先輩が調べてくれたお洒落なカフェでたくさん美味しいものを食べた。たくさん遊んだし、写真も撮ったし、やりたい事全部やった満足感に満ち足りていた。
部屋のシャワーを浴びた先輩が、タオルで髪を拭きながらベットに腰掛ける。
あっ、一つ心残りがあるとすれば私とジミン先輩の距離だ。
結局、私とジミン先輩は一つの部屋で寝ても何も起こらない。
そもそも先輩は、私の事を妹にしか思っていない。
どうしたら、女として見てもらえるんだろうか。
あーもう考えるだけ無駄な気がする。
「私もシャワー浴びてこよう。覗かないでね」
「覗くかバカ」
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シャワーを終えてベットサイドで髪を乾かしていた時、ジミン先輩がボディーバックに付けられているキーホルダーに気づいた。
「おい、勝手に何付けてんだよ。」
「だってこっちがいいって言ったじゃん。」
「うわー、お揃いとか小学生かよ」
「いいじゃん可愛いし」
ジミン先輩が、キーホルダーを外そうとするから持っていたドライヤーをベットへ放り投げて、ジミン先輩の手を掴んだ。
勢いよくジミン先輩に飛びかかったから、そのままジミン先輩が後ろへと倒れてベットのスプリングがギシッと音を立てた。
仰向けに寝そべるジミン先輩の上に、私の全体重が乗っかってる。
先輩の顔の横に手を置いて上半身を起き上がらせれば、私がジミン先輩をベットに押し倒してる体勢になった。
ジミン先輩は、顔色一つ変えずに私を見つめているから悔しくて
「先輩が襲ってこないから私が襲っちゃおうかな」
そう言って、ジミン先輩に顔を近づけてみる
唇が触れそうで触れないところで止めて、
「やっぱやめた」
そう言って、先輩の横に寝そべった。
先輩に触れたいけど、こんな一方的なキスがしたいんじゃない。
そう思ったら、なんか悲しくなってきて泣かないようにぎゅっと目を閉じた。
「いいよ。Aちゃん決めて」
「えっ？」
その言葉の意味がわからずに目を開けると、私の上にジミン先輩がいてさっきの私みたいに先輩が私を見下ろしてる。
「このまま先に進む？でも進んだら戻れなくなる。今までの俺達じゃいられなくなる」
「えっ？進むって…… 」
「妹じゃなくなったら、女になったら終わりが来るよ。どっちがいい？」
そんな質問ずるい。
ジミン先輩は、全部わかっていて言ってるんだ。
「妹でいい…
私の目から溢れた涙がシーツを濡らした。
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ピノ子(プロフ) - 名無し41903号さん» 遂に結婚しちゃいました(bﾟv`*)最後まで読んでいただきありがとうございます♡番外編もちょこちょこ書いていくのでぜひよろしくお願いします！コメント嬉しかったです♡ありがとうございます♡ (2022年2月16日 9時) (
レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
名無し41903号(プロフ) - わあああ！遂に推しと結婚できちゃったなんてニヤニヤしちゃいました！お疲れ様です！寝る前によく読ませていただいてますのでこれからもよろしくお願いします₍ᐢ. ̫ .ᐢ₎ (2022年2月16日 2時) (レス) @page36 id: 23d1a85d87 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - たかみさん» たかみさん、嬉しいコメントありがとうございます♡最後まで書けるよう更新頑張ります！ (2022年2月3日 10時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - とても面白かったです！切なすぎて胸がきゅーんとなりました。楽しみにしてます！ (2022年2月2日 17時) (レス) @page11 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - keiさん» keiさん、嬉しいお言葉ありがとうございます♡歴代のということは全部読んでくれてるんですね（ ; ; ）なんとか最後まで書けるように頑張ります！ (2022年2月2日 16時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ子
| 作成日時：2022年1月29日 21時
