＊78＊ クローム・髑髏＿ ページ13
その少女は、彼によく似た特徴的な髪形と笑い方で、しかし彼とは似ても似つかない可憐な容姿をしていた。内気そうでおとなしい雰囲気の彼女がツナ側の霧の守護者らしい。クローム・髑髏という名は全く聞いたことがないが、大丈夫だろうか。相手はあのマーモンだ。少し心配だった。
それにしても、この子は骸と無関係だと考えるにはあまりに無理があるし、一体何者なのだろう。
「…貴方が、Aさん…？」
「…僕を知ってるんだ。」
「うん…。骸様が、よく話してくれたから…。」
…骸が。やはり彼女は骸の関係者のようだ。一体どういう関係なんだろう？そういえば、この子なんだか不思議な感じがする。どことなく、知っているような気配が…。
「騙されないで下さい10代目！！そいつは骸です！骸が憑依してやがるんです！！目的のためなら手段は選らばねぇ！アイツはそういう奴です！！」
獄寺が叫んだ。こいつ、骸のこと大して知りもしないくせに知ったような口を。彼は確かに手段を選ばない冷酷なところもあるけれど、こんな少女を手駒に使うような人でなしじゃない。見たところこの子はずっと裏社会で生きてきたって感じはしないし、何か事情があってこちら側に足を踏み入れたんだろう。それも、ごく最近。骸は無関係な者を裏社会に引きずり込むような真似はしない。ここがどんなに汚い世界か、よく知っているから。
「この子は、骸じゃないよ。獄寺。」
「うん、オレもそう思う…。この子、骸じゃないよ…。」
予想外にツナが肯定してくれて獄寺が引き下がった。それを見てクロームがツナの頬にキスをした。恐らく感謝の意を込めて、ということだろうが、結構大胆なことをするな。僕はイタリア育ちだからこういうのは見慣れてるし、自分もスキンシップが激しい自覚はあるけど、日本でこういうのを見るとなんだか異様に見えた。それを見た周りは赤面するか固まるかの二択である。純情少年か君たち。それにしても、あんなに可愛い女の子にキスしてもらうとか、幸せ者だなツナ。
その後、彼女を霧の守護者として認めるかどうか多少の押し問答があったものの、守護者として戦えるのが彼女しかいないこともあり、結局はツナの一声でクロームは僕たちの味方として霧戦に臨むことになった。
そうして、チェルベッロの合図で霧戦は幕を開けた。
*****
＊77＊の挿絵大です
http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/a/1/3a1bc0ff7a1cc98969e4aa1217789d39.jpg
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咲都紀(プロフ) - 氷杜雪奈さん» お久です！受験・・・大変ですね；ファイトです！ (2013年9月29日 18時) (
レス) id: 7cb4bc8999 (このIDを非表示/違反報告)
氷杜雪奈 - 咲都紀さんオヒサですスミマセン全然来れなくて←受験生ナンスヨ (2013年9月28日 16時) (レス) id: 874331a837 (このIDを非表示/違反報告)
咲都紀(プロフ) - 雪奈さん» 嫌なわけないじゃないですかぁぁぁあああ！！！ありがとうございます！！！・・・ところで友達ってこみゅ〜とおんなじ感じでいいですかね；；初めてなものでよくわからんのです ← (2013年7月16日 20時) (レス) id: 6b9bea12fb (このIDを非表示/違反報告)
咲都紀(プロフ) - 雪奈さん» ああありがとうございます！！！更新遅くてスイマセン；；頑張ります！ (2013年7月14日 18時) (レス) id: 6b9bea12fb (このIDを非表示/違反報告)
咲都紀(プロフ) - 瑠華さん» うん、だいじょぶよ〜 (2013年7月13日 20時) (レス) id: 6b9bea12fb (このIDを非表示/違反報告)
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