あの頃に戻りたい ページ40
ﾊﾟﾁ
目が覚めると見覚えのある顔があった
『…無一郎?』
「！良かった！」
無一郎は此方に駆け寄ってきた
「ちょっと待ってて、胡蝶さん呼んでくる」
無一郎は小走りで出ていった
私は起き上がろうとした
『痛ｯ』ﾊﾞﾀﾝ
駄目だ…体に力が入らない…
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
凄い足音…頭に響くなぁ！
「姉さん！！」
「ゆうなちゃぁあぁん!！！！」
「ゆうな太郎！」
『皆…静かにしようか』
「ゆうな。胡蝶さんが診察室まで来てって…歩ける？」
私は困ったように微笑んだ
『それが…体に力が入らなくて…歩けないの…』
『誰か手伝ってくれないかな？』
「俺は手が短いから無理だよぉぉおお！」
『善逸…うるさい』
「じゃあ僕が…」
無一郎が布団を剥がして私をおぶった
「ねぇそこの痣のある君」
「俺ですか？」
「そう。後ろから支えといて」
「分かりました」
『ごめんね』
「別にいいよ。ゆうなのためだから」
「それにしても軽いね」
『そうかな？』
確かに最近体重が減ってきている…気がする…
診察室に着いた
「あら、その状況だと座れなさそうですね」
「此方に寝転んでください」
しのぶさんはベットを指差した
『ありがとう。無一郎、炭治郎』
無一郎は私をベットにおろした
「じゃあね。ゆうな」
「姉さんのことをよろしくお願いします」
「はい」
『じゃあね』
体を見てもらうのなんて慣れてるのに
緊張するなぁ
「では少し眠ってくださいね」
ﾁｸｯ
急な眠気に襲われて私は眠りに落ちた
夢を見た
懐かしい夢を
私がヒノカミ神楽を舞っている
父さんと母さん。それに花子や六太…私の家族が
笑って見てくれている
あの頃は当たり前だったのになぁ
懐かしみながら見ていると私が倒れた
それと同時に私は元の世界へと戻された
あの頃に戻りたいと思いながら
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星 - 拾壱ノ型の凪って義勇さんしか使えないんでは？ (2020年4月8日 6時) (
レス) id: d5e1d3b75f (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - ？？禰豆子は2年間眠ってて炭治郎が最終選別から帰ってきた時に起きたのでは？？ (2020年1月24日 21時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ - 更新楽しみです!頑張ってください。このあとの展開がわくわくする (2020年1月16日 19時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ｍｏ - 何故、炭治郎の姉に対する言葉が敬語なの? (2020年1月12日 0時) (レス) id: 6d81f54855 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年12月27日 23時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうな | 作成日時：2019年11月14日 19時
