炭治郎の姉上は心臓の病を持っています

禰豆子のため＿＿ ページ34

「あぁ…例えお館様の願いであっても承知しかねる…」ｼﾞｬﾘｼﾞｬﾘ

「俺も派手に反対する！鬼を連れた鬼殺隊員など認められない！」

「私はすべてお館様の望むまま従います」

「僕はゆうなには生きていて欲しいと思います」

「信用しない信用しない。そもそも鬼は大嫌いだ」

「心より尊敬するお館様であるが理解できないお考えだ！全力で反対する！！！」

そんなにきっぱり言わなくても…

「鬼を滅殺してこその鬼殺隊竈門、冨岡両名の始末を願います」


「手紙を」

「はい」

女の子は懐から紙を取り出した

「此方の手紙は本柱の鱗滝左近次様から頂いたものです。一部抜粋して読み上げます」

鱗滝さんから？

「炭治朗達が鬼の妹と共にあることをどうかお許しください＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」

それから鱗滝さんが私達のために命を懸けてくれていることが分かった

炭治朗は涙を流していた

私は下唇をかんで涙を堪えた

「切腹するから何だと言うのか死にたいならかってに死に腐れよ」

え？この人は命の大切さをわかっていない

可哀想な人…

私は必死に怒りを納めた

「不死川の言う通りです！人を食い殺せば取り返しが付かない！！殺された人は戻らない！」

「確かにそうだね」

「では！」

「お館様！！」

「人を襲わない保証はできない証明はできない。ただ、人を襲うのもまた証明できない」


「禰豆子が二年以上の間人を喰わずにいる事実があり､禰豆子のために四人の命が掛けられている」

「これを否定するには否定する側もそれほどのものを差し出さなければならない」

「皆にその意思はあるか」

「それに私の子供たちには伝えておくことがある」

「この炭治朗は鬼舞辻と遭遇している」

「『!？』」

「なっ！そんなまさか！柱ですら誰も接触したことがないと言うのに！」

「きゃぁ！」

可愛い女の子が倒された

あの派手派手男､後で一発殴らせて貰おう

「どんな姿だった!？能力は？場所は何処だ！」

「戦ったの？」

「鬼舞辻は何をしていた！根城は突き止めたのか!？おい答えろ！」

「黙れ！俺が先に聞いているんだ！まず鬼舞辻の能力を！」

お館様が人差し指を口の前に持って行った

「鬼舞辻はね、炭治朗に向けて追手を放って居るんだよ。その理由は単なる口封じかもしれないが私は鬼舞辻が見せた尻尾を掴んではなしたくない」
＿＿＿＿＿＿＿ｷﾘﾄﾘ✂️＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

文字数ヤバいので次にいきます!！！！

禰豆子のため＿＿＿→←禰豆子のため

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す