10年片想い (ページ14)

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私が隼は昔からかっこいいと言ったことを

みんなに言いふらしていた。

楓「Aは優しいからそう言ってくれてるだけ

真に受けるな」

隼「ひどくない？？」

伶「ほんとに楓の言う通りだと思うよ」

隼「鷲尾まで……」

やっぱりこのざまですね。

隼「A……。」

「な、なに？」

隼「たすけてよぉぉー！！！」

プルル……プルル……

その時私のスマホの着信が鳴った。

「あ。ごめん。

もしもし？こうくん？どうしたの？」

隼「こうくん……？」

「あー、お味噌汁なら冷蔵庫入れちゃったよ

温めて飲んでね

うん、うん、10時までには帰れるから待ってて」

電話を切るとみんなが目を丸くして

私を見ていた。

楓「A、、彼氏いたの？」

晴「今の絶対彼氏だよねっ？！」

伶「ほんとに？」

隼「……」

「か、か、彼氏っ？！

違うよ！！私の従兄弟だよ」

楓「えぇ、違うんだぁ

Aにもやっと恋が訪れたと思ったのに～」

晴「やっとふっ切れたくらい？」

待って待ってみんな、

本人の前でそんなこと言う？

もし、隼にばれたら……

隼「A、好きな人いたんだ」