4話 ページ4
.
気付いてもらえなかった。
分かりきっていたことだ。
でも、少しは気付いて欲しいという小さなワガママがある。
最後まで眉を下げてたな、
ごめんね、私はそんな顔しかさせられないのかな。
棘君が歩いていった道をボー、っと眺める。
その背中を追いかけて、また笑顔で話せたらどれだけ嬉しいか。
酷いよ神様。
こんな世界にいたら、まだ生きていたいな、って思っちゃう。
でも、生きたい、確かに生きたい。
ただ私が今確実にして欲しいこと、望むことは。
想いを伝えることは勿論、棘君に私がいることに気付いてもらうこと。
それまではきっと、私は成仏出来ないのだろう。
.
312人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぅふぅ(プロフ) - 初めから泣いて最後まで泣かせるってどうゆうことですか!? 泣ける作品作れる、って凄いことですよね… 尊敬します!! (2021年7月15日 10時) (レス) id: 09a98a633b (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花(プロフ) - やまさん» あわわわわ、過呼吸……!!大丈夫ですか??スーハーして深呼吸……!!でもそれほど泣いてくださったなら喜びもあります(*´v`) (2021年3月7日 19時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花(プロフ) - イロナツさん» そういう設定の方が泣ける話になるかなと。でも棘君は心のどこかで夢主を探してた、という設定にしてるけど、伝わったかな……? (2021年3月7日 19時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
やま - 泣き過ぎて過呼吸になりかけた。最高です。 (2021年3月7日 19時) (レス) id: 939a57f7a3 (このIDを非表示/違反報告)
イロナツ - 「呪霊」は見えるが、「霊」は見えない。か.....酷だな (2021年3月7日 13時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:椎茸の花 | 作成日時:2021年2月24日 19時