【忍たま】イケドンな貴方が嫌いです〔七松小平太〕

貴方が嫌いな１話 ページ3

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『はぁ………またやってしまった』



図書室に向うまでの廊下を一人とぼとぼと歩く

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さっきみたいに私は七松先輩にいつもきつい言い方をしてしまう


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いつからだったか……


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私は七松先輩のことを嫌うようになってさっきみたいに彼だけに


きつい言い方をしてしまうようになった………



なんで嫌いになってしまったのか………


そんなことは忘れていってしまった




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それなのに……嫌いなのに、きつい言い方をすれば後悔して、言っては後悔しでの繰り返しで



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嫌ってる相手になんで後悔なんてしなくちいゃけないのか




それもわからない自分っ余計に腹が立って


理不尽だと分かっていても彼にもイラついた



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ガラッ！




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図書室の戸を思いっきり開けると


中には図書委員長で七松先輩と同じクラスの中在家長次先輩がいた


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中在家「…………Aか。また小平太にキツいことを言ったのか？」



彼は基本い無口だなん言われてるけど、私といる時はよく会話もするし

元々、耳がいいせいか彼の言ってることも聞き取れる



『なんで分かったんですか？』


中在家「小平太にキツいことを言った後はいつもAがしかめっ面で勉強道具も何も持たずに
戸を思いっきり開けてくる………」



『す、すみませんでした』



中在家「図書室ではなるべく静かに……」



『………はい』




中在家「……はぁ、たまには小平太に優し言い方をしてみてはどうだろうか？」



長次先輩はただ純粋に私を心配してくれてる……

とても有難いけど


『…分かってますけど、でも七松先輩と話すと調子が狂うんです…………』




思い出したらまイライラしてきた



中在家「(これは相当だな…)……Aこ小平太のことが嫌いなのか？」


そんなこと聞かないでよ……決まってるじゃない




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『キライです……大っ嫌い！彼を考えただけで授業や任務に失敗したり集中出来ないんですから！』



中在家「(それは本当はキライと言わないんだろうがな)………仕方ないお落ち着くまで図書室にいろ」



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『そのつもりです』



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中在家「(全く……自覚がないのも困ったものだ)」




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