【忍たま】イケドンな貴方が嫌いです〔七松小平太〕

貴方が嫌いな１６話 ページ18

久々知「好きなんだ……」



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私を抱きしめる兵助の腕が強くなり




鼓動がはやくなっていくのが分かる







静かな部屋






聞こえる兵助の吐息







安心する兵助の香り






優しくていつも頼りになる兵助







そして兵助が私に言った言葉が私を混乱させる







『それ……忍者の三禁じゃ…ないの？』








久々知「鈍感な癖してそういう言葉は知ってんのな……
そうだなぁ……多分、三禁に入る」







『それじゃあ「でも…」…何？』






久々知「俺が忍者の三禁を破ってるならお前とあの人はとっくに破ってるよ」



『わ、私が……？』







忍の卵として真っ当に過ごしてきたはずなのに…







『私が誰かを……』







好きになってるって言いたいの？




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久々知「………なーんてな！冗談だよ冗談！」





『へ！？』







久々知「ドッキリ大成功！」






『だ、騙したの！？』







久々知「しょぼんとしてるから元気づけようと思って！」






『もう！笑えないわ！』








…………でも……









『ありがとう…兵助……いつも支えてくれて感謝してるよ』






久々知「っ………あ、あぁ！"親友"として当然だよ！
それじゃあ…俺も行くよ…また何か分かったら教えるから」







『うん………』





久々知「豆腐でも食べて安静にしててなよ〜」




『ﾌﾌｯ…兵助らしい慰め方ね』




久々知「ｱﾊﾊｯ!お大事にね！」




そうして兵助の出て行った部屋は……




ちょっぴり寂しく感じた

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