保健委員会修復２、の段 ページ9
.
.
伊「(そろそろ目が覚めた頃かな？)」
天女様の手当が終わりしばらくして保健室に様子を見に行くと中には伏木蔵と乱太郎がいた
"包帯を取り替えに来た"と2人は答えた
伊「(どうしよう……さっき見たいに上手く喋れない…)」
.
乱「あの先ぱ＿＿＿
伊「ありがとう2人とも…後は僕がやるからもう行ってもらって構わないよ」
っ……はい…失礼しました」
せっかく話せそうだったのに遮ってしまった
2人は出ていく前に天女様にありがとうAさんとお礼を言っていた
小松田さんに続きこの2人も彼女を名前で呼んだ
.
.
伊「(どうしよう…天女様と2人になちっゃった……)」
そう思いながらも一応、天女様のご機嫌をとろうかと彼女の方へ振り向けば
.
『……………ﾁｯ』
露骨に嫌な顔をされた気がした……
『なぁ、善法寺……』
伊「な、何でしょうか？」
『さっき、乱太郎と伏木蔵を避けたろ？』
伊「(ｷﾞｸｯ)い、嫌だなぁ〜天女様…避けてなんか…」
『男のくせに言い訳してんじゃねぇ！そして天女じゃねぇ！』
図星だった僕は、とっさに否定した
そして彼女は言い訳した僕を叱った
そして……
伊「ゴ、ゴメンナサイ…」
あまりの迫力に思わず謝罪した←
傷口が開いたのか…うずくまった彼女
『触んな！』
僕に触られることさえも拒んだ天女様……
"後輩を避けるような心の狭い奴に手当されるような怪我なんてない"
と、彼女は言った
"こんなこと続けてても意味が無いことくらい分かってる"
"嫌われてると思うと怖い"
と僕は言った
そんな僕に天女様は包帯の歌を歌った
.
.
"先輩とまた歌えるようになりたいと泣きながら言うような後輩が先輩を嫌ってるとは思えない"
僕にそう伝える天女様の目はまっすぐ僕を見つめていた
"保健委員長さんが、この怪我を放っておいていいのか？"
そう言われた時、僕の中で何かが吹っ切れた
伊「(行かなくちゃ)」
いてもたってもいられず
僕は天女様……いや、Aちゃんにお礼を言った後保健室を後にした
その時、僕は乱太郎と伏木蔵、小松田さんが彼女を名前で呼びたくなった理由が何となくだけど、分かった気がした………
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 302人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユイ - 主人公がめっちゃタイプです！更新お願いします (4月6日 7時) (
レス) @page46 id: ddd45912ba (このIDを非表示/違反報告)
赤井 - 狩るべき相手を見誤るな､､､ (5月24日 8時) (レス) @page19 id: 2fc23c4c8b (このIDを非表示/違反報告)
Ashlee(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年5月4日 19時) (レス) @page46 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
雨上がり(プロフ) - 作者さんとCPのことですんごい語り合えそう。 (2021年8月27日 21時) (レス) id: 847afd4188 (このIDを非表示/違反報告)
moufu0727(プロフ) - 続きが気になります！！更新されるのを楽しみにしています(^ ^) (2021年5月9日 18時) (レス) id: be7d571388 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：泡沫 ザクロ x他2人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年3月20日 0時
