【忍たま】天女と呼ぶにはお口が悪い[2]

守一郎の傷、の段 ページ38

[名前表記を苗字の方に変更します]




〜浜守一郎side〜







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また天女がやってきた





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忍たま達の中でそんな会話が飛び交った









浜(あぁ………また地獄が始まるのか)




そう思いながら、俺は色のない空を見上げていた







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数ヶ月前




はじめて天女が来た時





はじめて先輩達が操られてしまった時



同級生が操られてしまった時





俺はみんなを助けようとした








天女には俺ら4年生までが術にかけられていた中




タカ丸さんと俺だけはなぜか天女の術が効かなかった






天女も思う通りに出来なかった俺達に腹を立て




同級生や先輩をつかって俺たちを痛めつけてきた







それでも耐えてきた。いつか戻ると信じていたから









でもあの日






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浜「食満先輩！何してるんですか！」





先輩の手に握られた鉄双節棍







富松「ぅぐっ………せ、せんぱ………なんで…」





福富「うぅ……ひっく……」





うずくまり涙を流してる後輩達





食満「おぉ守一郎！ちょうどよかった！」






浜「何を………後輩達に何をなさったのですか…」






食満「コイツらどうやら天女様のお顔に傷を作ったらしくてな…
ちょうど"し返し"ていたところだ」






そうにこやかに言う先輩の目は狂気に満ちていた





そして





天女「………ﾌﾌｯ♪」





先輩の後ろでほくそ笑む天女








その時、思ってしまった








ﾌﾟﾂﾝ









浜「(あぁ………もう"コノ人"は戻ってこないんだ)」









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