【忍たま】天女と呼ぶにはお口が悪い[2]

募る虚しさ、の段 ページ30

〜NOside〜


一方その頃、Aに決闘を申し込んだ6年生は約束の中庭にいた



留「………遅い」




小「鐘はなったよな？」




文「逃げた………なんてことはねよぇな？」




彼らはAが指定した場所に来ないことに苛立ち始めていた





長「………仙蔵」




仙「な、何だ？」




長「仙蔵は本当に天女と戦わないのか？」






仙「わ、私はっ………」







仙蔵は混乱していた




食堂でAと話していた時から




彼女は仙蔵に"戦うべき相手は見誤るな"と言った




そこから彼は今の真の敵が本当にAであるのか


学園長に言われ監視していたあの日のことが思い出しながら考えていた





小「………とにかく！アイツを倒せばまたいつも通りだ！」






"いつも通り"その言葉は1人目の天女が降りてきた時から



そんな日常が来たことは無かった



それでも彼らが"いつも通りだ"と言い続けるのは




今の後輩達との関係から目を背けるため






留「そつ……だないつも通り……………あっ」






文「どうした留三郎………あ」






文次郎は留三郎の視線の方へ目を移した






そこに居たのは用具委員会である留三郎の後輩



浜守一郎、富松作兵衛、山村喜三太、福富しんべヱ




守「…っ……い、行こう皆」





守一郎は留三郎達と目が合うとすぐに視線を逸らして



後輩3人を連れて外出届を秀作に渡して学園の外へ出かけた







留「……………情けねぇ」(ﾎﾞｿｯ)





仙「留三郎……」





留「っ………平気だ……」







しばらく6年のあいだに沈黙が走るが




留三郎は大きく息を吸い込み学園中に響くように叫んだ







留「オルァ!!!天女ォォォオ！さっさと出て来やがれこの腰抜けがぁぁぁああ!!!」





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『誰が腰抜けだ!!このクソ野郎ォォォオ!!!』(飛び蹴り)






留「グホォア!!!!!!」






「「「留三郎ォォォオ!?」」」







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食満留三郎







荒田 Aの飛び蹴りにより戦闘不能






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1試合目の勝者【荒田 A】







カンカンカァーン!!!!!!







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「「「いやいや!!話の流れはぁぁぁあ!?」」」






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シリアスからの戦闘への上手い持っていき方が分からなかったんです!!!


次から真面目に戦います!!!

【イメ画】荒田＆食満 ※頑張った→←生物委員会修復4、の段

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