【忍たま】天女と呼ぶにはお口が悪い[2]

正解は、の段 ページ21

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「「どちらが三郎でどちらが雷蔵でしょうか？」」



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『お前らさ……私と勝負する気ないだろ…
な？不破雷蔵くん？』




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雷「えっ!?」




やっぱりな＿＿＿




三「別に降参して死んでくれてもいいんですよ？」




『御生憎様、私は死なない』





三「そんな事言える度胸があるなら早く答えてくださいよ」




『あぁもちろん…
左が鉢屋三郎そして右が不破雷蔵



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に変装した君らの同級生だね』





「「っ!?」」




三「は？何言って『可笑しいんだよ』…は？」





『1年生でさえも天女を殺したいほど憎んでるというのに
お前達の条件といい、私に圧倒的に有利
半分の確率で成功すれば命の危険は少しでも下がる
そこで私は思ったんだ



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何か仕掛けがあるのでは？とね』




三「…………」




『鉢屋、君が自ら変装しているということで
同じ姿の不破雷蔵は本物だと思い込ませようとしたんじゃない？
だから私もかまをかけてみたんだよ』




──私と勝負する気ないだろ──




雷？「あ……」



そう、私が不破雷蔵にいったアレにはちゃんと意味があった




『自分達が完全に勝利を確信してる中、
意味深なことを言われたら、わずかでも動じてしまうのが人間だ。
そして、私はそれを見逃さなかった
現に私が答えた時、2人は激しく動揺したよね？』






「「………」」





『で、どうする？負けを認める？それとも

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やっぱ殺り合う？』





三「当たr「よせ三郎」雷っ…八左ヱ門…」




八左ヱ門と呼ばれた男は不破の変装を解いて私に向き直った




八「俺の名前は竹谷八左ヱ門です
……貴方が見破った理由がそうだとしても
それだけ…ってことはないですよね」




『………え？それだけ……だけど』




「「え？」」




『え？』



どゆこと?




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三「ｸｯ……私達の負けだな」



八「そうだな…約束通りもう貴方の命は狙いません」





約束は守るんだな……



だけど向こうに歩いてく2人の背中は


私を殺せなかった悔しさからじゃなくて


どこか寂しそうに見えた



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『おい』




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八「なんですか？」




『お前らは私と誰を重ねてるんだ』





三「え？」




『私は私、ほかの女は女
人を見た目で判断していたら、いずれ後悔するぞ』



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そう言って私は2人とは逆方向に歩いていった




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三「後悔……か」



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