【立海】私の理想は現状維持 ２

現状維持43.0% ページ27

丸井「ありっ？......槙野A？なんでお前がここにいるんだよぃ」



ワカメ「まさか.....！ここまで俺たちを着けてきたのかぁ！？」



貴「は？」



これまたワカメの突拍子も無い言葉に思わず思いっきり顔を歪めてしまった。




黒豆「いや赤也、流石にそれは無理だろ....」




ワカメ「じゃあ何でこいつがココにいるんスか！！ありえないっしょ！！！」




老け顔「赤也、うるさいぞ！！」





ワカメを始めとして老け顔達が少し揉めだした。
その光景を見て、しめた、と思った私は部屋の中に入ろうと踵を返した所で丁度ドアの前に誰かが立ち塞がった。







＿＿＿＿糸目だ。






糸目「何処へ行く、槙野A。」




貴「何処って、中へ。」





私が満面の笑みでそう言うと糸目は少し考えた後に「そうか。」と言った。
予想だにしない返事が返ってきて、そこはあっさり通してくれるんだ、と糸目を退けてドアを開けようとした途端、腕を掴まれた。




貴「.....まだ何か？」



イライラして若干眉がひそまる私に対し、糸目はその名の通り目はずっと細ばったままの表情で何を考えてるのか全く分からない。




糸目「まだ何故お前が此処にいるのかの応えを聞いていない。」




貴「それを私が応える義務も義理も無いと思うんだけど。」




女男「君は減らず口が上手だね。」




一見笑顔の女男だけど、これはどう見ても私を馬鹿にしている顔と言いぐさだ。
部長だか何だか知らないけれど、どうもこの人はいつも大分上から目線で来られて癪に障る。


でも、これ以上私も駄々をこねていたら余計めんどくさくなりそうだと思いしかたなく口を割ることにした。




貴「.....此処でこれから4日間行われる合宿でマネージャーというか、サポートするためです。はい、言ったんでこれで満足ですか？」




ワカメ「.....はぁ！？お前がマネージャー！？！？部長っ！まさかそれってこれから俺らが参加する合宿じゃないっスよね！？！？！？」



さっきまで老け顔達と騒いでいたワカメが私の言葉を聞いた途端に血相を変えて女男に問った。




女男「....いや、合宿場所は此処で間違いないし、彼女が間違ってないなら俺たちの合宿場所は一緒ってことになるね。」




ワカメ「まじかよ.....」




あからさまにシュンとするワカメ。
だけどそれは私かて同じだ。






この状況と今の女男の台詞からして、今日からの合宿に参加する最後の1校は多分立海。









貴「嗚呼、最悪。」

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