焼き芋と光達–3– ページ47
國「はぁ?」
おいおい豹馬サン、我儘お嬢発動の引き金が何か私には分からんですけど。今まで落ち葉拾いして…_いや、虫と無駄な運動を嫌がってサボってたわこの子。いやだとしても急…飽きたのか?
『豹馬君、落ち葉拾いしよ?焼き芋屹度美味しいと思うし』
「…別に。焼き芋よりかりんとうまんじゅうの方が好きだから」
『かりんとう饅頭…』
どうしよう落ち葉じゃ作れないよかりんとう饅頭。せめて材料ないと出来ないぜ。
「さっきの凪みたいに」
『?』
「なにかごほうびくれるならやるけど…?」
目を逸らしながらそう言った豹馬君の顔は赤い髪で隠れてしまっていたが、耳は髪に負けないくらい真っ赤に染まっていた。
あ〜確かに平等じゃなかったよなさっきの約束。皆同じ事をしてるのに一人だけご褒美貰えるのは狡いわ。
しかもその事を指摘するのだって恥ずかしいよな。私の落ち度だ此れは(そういう意味じゃない)
『よし、分かった!』
「⁈」
『確かにさっきのは贔屓だったよな、すまん!皆んなにもちゃんと報酬ないとだもんな。うん。ちゃんと君達の願いも聞くよ』
「…は?」
潔「いいの?」
『勿論だ!』
「なんのお願いしようかな」という潔君。やっぱり凪君だけは駄目だってに園児も分かってたか。まじでスマン。
「えぇ〜おれだけじゃなかったの?」
『すまん凪君。金ならいくらでも払うから(?)』
「いらないよ」
『そか』
じゃあなにして償えば良いんだよ!!
「…はぁ」
溜め息つかれた⁈私の行動そんなに駄目だったのか?
「もういいよ。ただ、これは貸しだから。」
貸しなんて言葉どっから覚えてきたんだ。いや結構使う言葉ではあるけど幼稚園児が使うもんじゃねぇだろ。
そんなこんなで落ち葉拾いは進んでいった
潔「先生!焼きいも早くやろ!」
『分かった。ちょっと待ってな』
焼き芋は…これくらいで良いか。昼飯だってあるしこれで充分でしょ。
氷「せんせ、火ってどうやって付けるん?チャッカ○ンか?」
『いや、マッチで今回はつけるぞ。』
蜂「マッチ!おれやってみたい」
國「だったらおれもやりたい…デス」
『ごめん、これは危ないから"また今度"な』
箱から棒を取り出し、先端を箱の側面に擦る。火がつき、直様火を上の方に向け戻す。中々に熱い。
ひょいッとそのマッチを落ち葉の山に放り投げ、周りに枯れ木や石を更に乗せる。
『よし、後は焼けるのを待つだけだな』
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あざざめ(プロフ) - 虻さん» ありがとうございます!!そう言ってもらえると頑張りがいがありますね!ドイツ組は少し生意気だけど格好良いってイメージなので生意気に書いてます笑笑。夢主ちゃん曰く、ネス君に本能的レベルに嫌われてるって思ってます笑笑 (8月8日 20時) (レス) @page18 id: 6b5cfcbae8 (このIDを非表示/違反報告)
虻 - 続きが楽しみです!これからも頑張ってください!応援してます!!p(^_^)q (7月25日 6時) (レス) @page8 id: 42b3200d6e (このIDを非表示/違反報告)
虻 - 幼稚園児……!!可愛いです!😆💗生意気なドイツ2人組…wカイザーくんに至っては先生のこと好きすぎじゃん可愛いかよ(((((( ネスくんは本当にもう、うん… 前世で先生にカイザー殺された??(((((((((((( (7月25日 6時) (レス) @page8 id: 42b3200d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あざざめ x他1人 | 作成日時:2023年7月17日 21時