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ごめんねありがとう ページ9

話の途中で逃げてきちゃった。相変わらず、弱い。こんなに弱いのにどうして大人は期待するの?怖い。もうどうすればいいかわかんないよ。サイテーだな。私。





……明日お姉ちゃんと話さないと…。よし。寝よう。今日は今日明日は明日。おやすみっ!









ねむいねむいねむいねむいねむいねむい

朝だ。もう明日だ。お姉ちゃんと話さなきゃ。



『お姉ちゃん入るね。』ガチャ
96「Aっ。……どうしたの?」
『お姉ちゃんは、昔のことで私を恨んでないのっ?嫌いなんだよね?私が悪いから、ダメダメだから、弱いから、お姉ちゃんは私を置き去りにしたんだよね?ごめんねっ!』
嫌いって言われるのが怖くて、顔が見れない。下を向いてしまう。ごめんっ。ごめんなさい。

96「……なんで?なんでAが謝るの?私は、家から逃げてっ!本当の妹じゃないからって、Aのこと見捨て……なのに……なのに……


本当は知ってたんや。Aが苦しんでたんは……言葉喋れるようになった頃から周りの大人に期待されて……でもあのことが知られてからは一族の裏切り者扱いうけて……学校でもどこでもいじめられて……そんなのは知ってたんや。助けられんかった。怖かった。

Aといたら自分もそうなるんじゃないかって…………

ごめんっ。ごめんなっ。……助けれなくてごめんなっ。」

お姉ちゃんは悪くない。絶対。お姉ちゃんだって大変だったんだ。うん、

っていうことは……
『ごめんねっ。でもよかった。私、嫌われてなかった。ありがとう。お姉ちゃんは優しいよっ。ごめんねっ、でもホントにありがとう。』


96「うん、私はAのこと嫌いじゃない!大好きだったよ。ずっと。私の妹だもん。」



お姉ちゃん……ごめんねっ。生まれてきちゃって、迷惑かけちゃったよね。でも大丈夫私頑張るよっ!



そろそろ朝ごはんかぁー
……………………って、私まふくんとあわせる顔が……
どうしよっ

96「?
どうした?A?」

『いや、ちょっと昨日まふくんとの話途中に、逃げ出してしまって……。合わせる顔が……』

96「……まぁ、なんとかなるよ。なんかあったら、私が止めるから心配しないで?」

『ごめんね?ありがとうっ!』

なんかふっ切れたー。お姉ちゃんのおかげだなっ。

てか、朝ごはん作んなきゃ。急ごー。
『んー、お姉ちゃん今日何食べたい?』
96「んー、卵焼きとー、サラダとー、コーンスープとか?私も手伝うよっ、my sister!」
『うん。ありがとうっ!』

おどろき、ました。→←魔物とのつながり(歴史?)



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作者名:のんのん | 作成日時:2019年8月15日 21時

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