.*･ﾟ 私は花吐き病 II .ﾟ･*.

私は花吐き病 77 ページ36

乱数side


左馬刻達と寂雷達が(やっと)帰ったあと
どっと疲れが抜けた。
今日一日で色んなことがあった気がする。


「怒涛の一日でしたね……流石に小生は眠たいです……」

「俺も、安心したら急に眠たくなっちまった」

『夜遅くまでごめんね、二人とも……』


申し訳なさそうな顔で謝る(栞)の姿を見て
途端に焦り出す2人。


「いえ、嘘ですよ。眠いわけないじゃないですか。あっはっは。」

「このままオールできる勢いだぜ!!!
なんならお祝いパーティでもするか？！」

「二人共 焦りすぎだよ〜
幻太郎は、眠たくなくてももう寝なさい！
帝統も、パーティはまた明日ね！」


僕がそういえば 幻太郎は 「ではお先に……」と
帝統は 「また明日な」と言って 部屋を出た。

仮眠用のベッドを事務所に置いてあるから、役に立ってよかった！


「(栞)は、眠くないの？」

『…眠たいけど、まだちょっと……』

「……そっかあ、」


きっとまだ(栞)はどこか不安なんだろうな。


「じゃあさ、」

(栞)の手を取り、立ち上がる

「少し、外に出ない？」

『………うん！』

真夜中の散歩として シブヤの夜の街に出かけた

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