どうも、戦勝品です【2j3j】

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その言葉にこの場にいる全員が静かになり、
私に注目する





さぁ、これで話しやすくなった





『自己紹介が遅れて申し訳ありませんでした。
　この度NJSJ国の幹部となった者です。
　…………そうですね。皆様は私の事は、
　"戦勝品"とでも呼んでもらえたら結構でございます。』
　






人を見下すような奴らに
名前は呼ばれたくないし、不愉快だ





『私は元々A国という敵国から来た者でございます。
　疑いを持つのは無理もありません…………ただ』




私は陰口を言っていた兵士達を一瞬睨み
ぎこちない笑みを作る





『私は"NJSJ国を決して裏切る事はない"
　という事は覚えておいて下さい』






陰口を言っていた兵士達は
ヒュッと息を呑み、私から目を逸らしてしまった


幹部の皆様も私の言葉に
かなり驚いていて、動揺している







しかし、流石戦場に出て戦う人達

血の気が多い方が沢山いるようだ





私の言葉に苛立ったのか
席を立ち上がり抗議する






兵「お、お前！まだ入ったばかりのくせに
　 上から目線だな！！偉そうなんだよ！！」





そいつの言葉を始めに
同じ気持ちだった奴らが
同じように私に抗議して来た




兵「そうだ！そうだ！生意気だぞ！！」



兵「俺らより弱いくせに
　 でしゃばってんじゃねぇよ！！」



兵「"戦勝品"だからって調子乗ってんじゃねぇ！！」






ざっと見た感じだと
その場にいた兵士でおよそ8割ほどが
抗議している







流石にこの状態は危険と思ったのか
イブラヒム様や明那様が止めようとする









イ「おい！お前ら落ち着けって！」




明「ちょ、ちょっと！止まって止まって！！」








しかし、抗議はエスカレートしていく一方だった

幹部の皆様はこの状況に唖然としているばかりだ





すると、兵士達からこんな意見が飛んできた








兵「俺達と勝負して強さを示してみろよ！！」



兵「お前何かが勝てるはずねぇと思うけどな！！」









あ、成程


その手があったか









今まで黙って兵士の抗議を聞いていた私は
その意見に賛成する




じゃあ、総統様の意見を聞かないとな







『総統様、それで宜しいでしょうか？』




葛「え、あ、おう」




『ありがとうございます』









相変わらずまだ戸惑いを隠せない総統様は
辺りをキョロキョロ見回してた





まあ、それは置いといて















『それではお手並拝見と致しましょうか』

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