4 ページ12
翌日、圭吾は言っていた通りに朝早く家を出たため勇吾と二人で朝食を摂った。
俺が出る時間に珍しく一緒に家を出た勇吾は、気をつけろよと言い置いてショッピングモールへと足を向けていた。
「勇吾…がんばれー…」
フードを被ってちょっと猫背気味に歩く後ろ姿を見えなくなるまで見つめていた。
夜は圭吾が先に帰ってきて、勇吾が戻るまでは寝ないとリビングで一緒に待っていた。
日付が変わって少しした頃、ガチャっとドアの開く音に圭吾の表情が強張る。
そんな構えなくたってあいつも取って食ったりしないって…。
リビングに顔を出した勇吾は圭吾を見て、何も言わずに自室に入っていった。
「……やっぱり、まだ怒ってるよな」
「んー、そーでもないと思うけどなぁ」
「え…？」
あれだけ早くに家を出たんなら、買ったものは一度家に戻って自室に置いているはずだ。
きっとすぐに…
ガチャ
「圭吾」
「っ…何」
「やる」
こらっ、やるじゃないだろっ。
勇吾を軽く睨み付けると、バツの悪そうな顔をして包装されている箱を圭吾に渡した。
「こ…れ…！」
開けて出てきたものを見て、バタバタと自室に駆けて行き、すぐに見覚えのあるものを手にして戻ってきた。
「あ…」
「あっ…！」
「やっぱり同じものが欲しくて…昼間買いに行っちゃったんだよね」
圭吾が手にしているそれは、今勇吾が手渡したものと全く同じものだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 756人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絢音(プロフ) - みぃちゃんさん» あら、どなたかと思えば…！宏光くんの双子に対する溢れんばかりの愛情を感じ取ってもらえてとても嬉しく思います♪えへへ…私も、双子を幸せにしたい一心で連載やってますから…！みぃちゃん、いつもいつもありがとうね(*´艸`*) (2019年6月30日 22時) (
レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 大好きな宏光くんに誕生日を触れてもらえるのを今か今かとそわそわする双子は何とも愛らしいですね…！圭吾は宏光に恋愛感情は抱いていないけど、大好きで大好きで仕方ないんです(^^)ぎゅってして…って、躊躇いがちにおねだりする圭吾たんを私が抱きしめたくなります！ (2019年6月30日 22時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
みぃちゃん(プロフ) - 太ちゃん誕生日おめでとう♪双子ちゃんと宏光にはいつもほっこりさせて頂いてます(*^^*)勇吾に愛を伝える所、圭吾をぎゅっとしてあげる所にはホロっとしました(´；ω；｀)絢音ちゃんの二人に対する愛も感じがしました♪ここでは初コメ！少し緊張しました(￣▽￣;) (2019年6月26日 9時) (レス) id: 8286bf0fde (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - ♪ヽ(´▽｀)/こちらでもはっぴぃばーすでぃ(≧▽≦)圭吾のしてほことも聞いたげるシーンのそれぞれの表情に感動しちゃいました(´；ω；`)物凄く癒されております…( 〃▽〃)最初にふたりがソワソワしてるとこも可愛かったです(*/∀＼*) (2019年6月26日 6時) (レス) id: 38544530dd (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 可愛い生き物がベッドにいたら無条件に癒されますね！ふふ、小ちゃいのにおっきい…。そう、みっくんはおっきいのです！笑 (2019年6月25日 11時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：絢音
| 作成日時：2019年5月26日 0時
