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「ここか…っ」
「あっあっだめっ…そこっ…だめっ…あっあぁあっ…っ」
「ふふ、大丈夫…かわいいよ」
「んあぁっ、やっ、もっ、変になるっ」
「変になっちゃえ…よっ」
「んぁぁっ」
ガツガツと腰を打ち付けられ、絶え間ない快感に本当におかしくなりそうで半分泣きながら北山に必死にしがみついた。
いっぱいいっぱいになっている俺に腰の動きが緩やかになり、宥めるように涙でいっぱいの目尻にちゅうっと吸い付かれる。
「辛い?」
「はっ…はぁっ…んっ…」
「はは、飛ばし過ぎたかな?」
「っ…ふぅ…へ…いき…」
落ち着かせるようにと優しく背中を撫でてくれたから過呼吸気味だったのが治まって、目の前の柔らかな唇に吸い付いた。
「お…」
「動いて…きたやま」
「平気か?」
「ん…、だいじょうぶ。…はやく…欲しい…」
「……ほんとにお前は…」
その続きを聞くことはなかった。
再び熱く激しい快感に、身も心も全てを北山に委ねた。
意識的に中を締めると目の前の顔が快感に歪み、俺は堪らなく幸福感と優越感に浸されていた。
手を伸ばして北山の頬を包み込む。
そのまま撫でるように指を滑らせていると、手を取られちゅっと唇を寄せられ、ふ…と穏やかに目を細められる。
いくら大勢の人間に囲まれようと、この顔を見れるのは世界中で俺だけだ。
そう思ったら北山の広い交友関係にヤキモキしていた自分が酷くちっぽけのように思えて、目の前の身体を力一杯抱きしめた。
やがて注がれる熱い飛沫を身に受けながら、俺も…愛してるよと耳元で誰にも聞かれないように囁いた。
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絢音(プロフ) - まーさん» まーさん、初めまして♪コメントありがとうございます!北藤には北藤の魅力がたっぷりありますので創作意欲は掻き立てられます(^^)現在連載中のHUGTIMEも北藤ですのでよければ遊びに来てくださいね♪北藤新作もまたいずれやりますね♪ (2019年5月25日 21時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ゆうりんさん» ゆうりんさん、改めまして素敵なリクエストをありがとうございました♪がっつり切なめ…というよりは割と甘めなお話に仕上げましたが、キュン心芽生えたようで私も嬉しく思います(^^) (2019年5月25日 21時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ピンクピーチさん» ピンクピーチさん、こんばんは♪たくさん共感して下さったみたいでとても嬉しいです!藤北の二人も北藤の二人も愛おしいって事なんですよね…!深夜に新作立ち上げますので、またそちらでもお会いできると嬉しいです(^^) (2019年5月25日 21時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» たいちゃんらぶさん♪改めまして素敵なリクエストありがとうございました!君ナシのエピソード気に入ってもらえて良かったです!切なめな二人から始まりたくさんの時間を過ごしていく内に育んできた愛が、これからの二人をもっと幸せにしてくれると思います(^^) (2019年5月25日 21時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。完結おめでとうございます!北藤作品がとても大好きなのでまた書いていただけたら嬉しいです(^_^)次回作も楽しみにしています♪ (2019年5月22日 23時) (レス) id: fdcca45ecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絢音 | 作成日時:2019年5月16日 6時