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「んっ…」



ちゅ…ちゅ…っと浴槽にリップ音が響き渡る。
あと一回だけ…もう少しだけ…近づいては離れていく唇を追い求めるように身体をどんどん密着させていくと、藤ヶ谷の目の色が変わった。



「ぁ…っ…」
「ふ…、大胆だね」
「っ…」



“かわいい”から“かっこいい”

スイッチが入った藤ヶ谷はもう手がつけられない。
すっかりと漢の顔になった藤ヶ谷から逃れる術はなくて、俺はいつもされるがまま。



「ココ、もうこんなになってる」
「…っあ」



すっかりと形を変えた中心を撫で上げるように触れ、先端をぐりっと弄られた。




「あぁ…っ」
「……抵抗しないね」
「っ…?」
「触るなって、俺も言われたらどうしようかと思っちゃった」
「んっ…、…な…に?」



一体何の話が始まったのか分からなくて問いかけると、藤ヶ谷は気まずそうに目を逸らした。
それがさっき帰ってきたときに感じた違和感と重なった気がして両頬をガシッと押さえ込んで目を合わせた。



「…なに?どうした藤ヶ谷」
「……別に」
「うそ、何か言いたそうな顔してる」



何かあるなら話せ、でないと今日は別々に寝ると脅しを掛ければ、藤ヶ谷は渋々と話し出した。



「……今日、俺夜公演観に行ったの」
「へ?」
「……」
「…え、えぇっ!?だってお前今日来るって一言も…っ」
「だってその方がいいかと思って…。
終わった後楽屋に挨拶しに行くつもりだったけど……帰ってきちゃった」
「どうして?全然来てよかったのに」



俺も藤ヶ谷の舞台を観に行った時、宮田と楽屋に挨拶に行ったのに。
いや、別に挨拶って堅苦しい言い方だから語弊が生じるけど、ふらっと気ままに遊びに来てくれれば…



藤ヶ谷の気の乗らない表情を見ている内に、もしかしたら終演後の疲れているときに楽屋に行くという行為自体がもしかしたら迷惑だったのかも知れないと思い至った。
藤ヶ谷はあの時笑って歓迎してくれていたけれど、もしかしたら疲れているのだから早く帰らせてくれと本心では思っていたのではないだろうか。

だから俺にも気を遣って…?

そんな負の思考を巡らせていると、藤ヶ谷から予想だにしない答えが返ってきた。

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設定タグ:藤北 , キスマイ   
作品ジャンル:タレント
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絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 拗らせ輔ちゃん、ほんと可愛くって大好きです!少し大人なみったんが太輔さん甘やかすの最高ですよね!そんな構図なのに夜は藤北なんて…(〃ω〃)堪らんですね♪ (2019年11月3日 19時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ピンクピーチさん» ふふ、ずっと真剣に観ていたのに、あそこのシーンに差し掛かった瞬間「!?!?」となりめちゃくちゃ狼狽えてしまいました(笑)これを太輔さん観るの…怒られるよ…?と変な汗をかいてしまいましたよね(〃ω〃)ありがとうございました! (2019年11月3日 19時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - 蜜柑さん» 蜜柑さん♪一番乗り〜!嬉しい(〃ω〃)まぁ甘々は苦手なもので、これで良いのかと葛藤しながら書いたら思いのほか短くなってしまいました…(苦笑)喜んでもらえてよかったです♪ギャーッ、私も大好きー!!! (2019年11月3日 19時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 遅くなってしまいましたー(焦)舞台上のシーンに拗らせ輔ちゃん炸裂させるたいぴに他の感想は無いわけ?っていうみっくんが愛おしい・・結局たいぴが可愛くって激甘になってしまうみっくんと今日はいちゃいちゃいっぱいしてね(≧∇≦)ってなりました♪ (2019年10月31日 22時) (レス) id: 0f3cc9e55e (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - 私も、妖精とセッ…の流れ気になりました!(笑)鼻血もんですよね!!こんな藤北、最高です! (2019年10月27日 18時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絢音 | 作成日時:2019年10月27日 10時

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