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『あ、太輔熟睡しちゃってるみたいでさ、起こしてきてあげてよ』



わた…?



『えっ、お、俺っ?』
『うん、頼んだよー』
『ちょ、よこーさんっ』



あ、わた…行っちゃった…。
起こしてくれると思ったから安心して眠れたのに。



少しずつ意識が浮上して、だけどまだ完全には起きていなくて目を開けることができなくて…、そのままの状態で周囲の気配だけを感じ取っていた。

少しずつ近づいて、ふじがや…?と様子を窺うように北山が小さな声で呼んだ。



『ぁ…』



何かに気づいたように小さく声を漏らして、使ってくれてる…と呟いて、嬉しそうに笑う気配を感じた。



『珍しいな、熟睡できてるの。…起こしたくねぇなぁ』



そんな甘やかすような声で言われてしまったら、また好きが溢れていくよ。



『なぁ…お前さ、ちゃんと藤ヶ谷癒してやってくれよな?』



タオルの端っこを握って、北山は優しく囁いた。

ねぇ北山、俺今すごく癒されてるよ。



ゆっくりと瞼を震わせると、気づいた北山がもう一度今度ははっきりと俺の名前を呼んだ。



「藤ヶ谷、起きて」



その声に誘われるように薄く目を開けると、思いの外至近距離で見つめられていた。
視線が合うと何故かホッとしたように、北山は表情を和らげる。



「ごめんな起こして。もう現場着いたからさ、一緒に降りよう」



あぁ…何だかとても眠い。
それに北山がいるからすごく安心して…また寝たくなってしまう。

再び瞼が重くなっていく様子に北山は慌てて俺の肩に手を掛けた。

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設定タグ:藤北 , キスマイ   
作品ジャンル:タレント
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絢音(プロフ) - みーちゃんさん» みーちゃん♪この度は良縁に恵まれ、直接生の感想を頂くという尊い時間をありがとうございました!いやはやしかし生談義は良いですなぁ〜(*゚▽゚*)これからも素敵な藤北お届けできるように妄想に励みます←笑。 (2019年10月27日 11時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - もえさん» もえさん♪たいぴの胸にお顔ぐりぐりみったん、会員向けプレミアム雑誌(空想)に載せてもらいたいですよねぇー!それだけで我々は生きていけますね(^^)2人のもだもだした恋愛の行く末を見届けて下さりありがとうございました!番外編も頑張ります! (2019年10月27日 11時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» たいちゃんらぶさん♪読み返しのところの追描写に納得してくれてホッ…。気持ちを自覚してからのみったんはかわいいの宝庫でしたね!笑。番外編も引き続き楽しんでもらえるように執筆中でございます♪いつもありがとうございます! (2019年10月27日 11時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ここさん» ここさん♪確かに、自分を北山さんにと太輔さんにと置き換えてみても双方とお付き合いしたくなるような魅力が詰まっていますよね(^^)そんな素敵な2人が無事にくっ付いて作者もホッとしているところです。番外編はひたすらに甘々いちゃいちゃさせたいと思いつつ…笑 (2019年10月27日 10時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ちぐさん» ちぐさん♪ようやくみっくんの心を手に入れた太輔さんはこれからいっぱい幸せな気持ちで満たされることでしょう!次は身体も…(〃ω〃)でもその描写番外編に入るかな…?ありがとうございました! (2019年10月27日 10時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絢音 | 作成日時:2019年8月10日 23時

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