俺とお前のHUG&WALK

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「う…」
「きたやま…？え…大丈夫？」
「えっ？」
「なんか、急に顔色…」
「あ、いや…あはは」
「…？」



まさか自分が下になった時のこと想像して勝手に気分悪くなってました、なんて言えない…

……でもこの子は…俺を抱きたいと思った事はあるんだろうか。



「ん？……平気？」
「うん、…ごめんな。何でもないんだ」



安心させるようにキスを落とすと、えへへ…とかわいく笑った。

まぁ、いっか。
もし言われたらそん時考えりゃいいしな…。



「掴まって…」
「んっ…」



そろそろ内で暴れる熱を出したい衝動が込み上げてきて、太輔の腕を自分の背中へと回して抱きしめた。
奥までキて…という魅力的な誘惑に、もう後は快感に身を委ねるままに腰を振り続けた。



「あっ…んんっ…、……ひろ…っ」



その呼び方に、自然と口角が上がる。
突き上げるスピードを速めるとさらに高めの甘い声で俺の名前を呼び続けた。



「んあぁっ…ひろ…ひろみつ…っ…やっ…あっぁっ」



普段、公私混同しちゃうのが怖いからと頑なに俺の事を苗字で呼び続ける太輔が、極限まで理性を無くした時に出る呼び方。

本人は無意識らしく、初めて呼ばれた時は嬉しさのあまりしつこくもう一度呼んでくれとせがんだばかりに、あれは幻だったのかと思うほど長い期間呼んでくれなくなってしまった。

行為が終わればピタッときたやま呼びに戻ることもあれば、余韻に浸りたいのかピロートーク中もずっとひろみつと呼んでくれる時もある。
初めの時の事で学習してからは、宏光って呼んでくれてるねとあえて気づかせるような事は言ってはいけないと肝に命じた。



「平気…？辛くないか…っ？」
「んっ…きもちい…っ…あっ、ひろ…っ…んっっ…、もっと…もっと、ほし…」
「くっ…」
「あっ、ひろっ、ひろみ…っ、あぁぁあっ…」



強い刺激に耐えきれず太輔の身体をキツく抱きしめて求められるままに最奥を突き上げると、太輔はガクガクと身体をしならせて達した。

ほぼ同時に俺もナカで達して、ゆっくりと息を吐き出して呼吸を整えてから太輔の顔を覗き込んだ。

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