検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:260,725 hit

1 ページ1

ひとりになるとほっとする。



いつからそんな風に思うようになったんだろう。


別に、いじめられているわけじゃないし、


教室に居場所がないわけじゃない。



どちらかというと、私は女子の中で一番


にぎやかで華やかなグループに属している。





休み時間のたびに集まって交わすたわいのない


おしゃべりと、絶え間なくわきあがる


笑い声が、教室中を明るく照らすような


そんな子達の輪の中にわたしはいる。


はたから見たら、私はいつも笑顔で


その果てのないおしゃべりを楽しんでいる


ように見えるだろう。




でも、どうしても感じる違和感。


たくさんの人に囲まれているのに


襲いかかってくる孤独。



体はここにあるのに、心だけどこか


行ってしまっているかのような虚無感。


そんなことない、気のせい、考えすぎ。


必死で否定するのに、しょっちゅう


頭に浮かんでしまう思い。









「私はここにいるべき人間じゃない」

2→



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (187 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
594人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆーか | 作成日時:2017年10月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。