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四十二話_入社試験_ ページ1







場所は変わってとある町外れ。


住宅街とは少し離れた場所にある、四階建てのビル。恐らくこれだろう。


だって警官が大量に居るし。



 
「動くな。動いた瞬間に此奴の脳天を打ち抜く」



其のビルの四階の窓から顔を出し、叫ぶ男性。

顔には狂気的な笑みを浮かべている。



「見た感じ、特に欲求もない…殺したいから殺す、ってタイプの犯人だね」

「一番面倒だな……人質の数は?」

「聞いてみたところ、二人だそうです!道端にいた人を引き摺りこんで脅したみたいです」

「ふむ……もう一人の人質の姿が見えないね…まぁ同じ階にはいるだろうけれど」



各々で状況を整理し、作戦を練る。

正直、これぐらい私一人で解決は出来る。そう思って国木田君に声を掛ける。


「国木田君」

「何だ?」

「乗り込んでいい?」

「は?」

「否、私一人でも解決できるなと思って」



視線を犯人に向ける。まだ私達には気付いていないらしい。


「だって私、瞬間移動出来るし、銃効かないし。私が単身で乗り込んだ後、その隙を見て三人がビルに入るでもいいけど」

「……確かにその方が手早く済ませられるし、効率も良いな。
……よし、…中での動きはお前に任せる。俺達が入って来て良い、若しくは必要だと判断したら何かしらの合図をくれ」

「了解」


上でぺらぺらと何かを語っている犯人を一瞥し、瞬間移動で建物の中に潜入する。



念の為一階から部屋の隅々を確認しつつ、上に上がる。




二階、三階____と調べて遂に四階に到達。
因みに足音は一つも立てていないので気付かれない。

あ、あと途中で爆弾があったから解体しといた。私有能なんで。




開かれたドアから犯人の姿を視認。


もう一人の人質は矢張、犯人のすぐ後ろに座らされていた。
顔は青白く、恐怖や不安からだろうか、震えている。



一歩、二歩と近づき真後ろに。すると私の姿を見て驚いた人質が大きく音を立ててしまった。



其れに反応した犯人が勢い良く振り向いた__瞬間。




「がはッ…!?」


顔面に見事な打撃を一発。

序に鳩尾も突き、気絶させておいた。






「捕らえました〜」





外に向かって終わったと声を上げる。ポカンとした様子の軍警と賢治君、国木田君の様子を見た後人質の拘束を解いた。









静寂に包まれた中__治だけが爆笑していた。

四十三話→



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Lara - 今日初めて見つけたんですけど好きすぎて一気に全話読んじゃいました!更新も気長に待っときまーす! (5月10日 21時) (レス) @page34 id: f21b034dc4 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - ウゥ……き、気長に待ってますよぉぉッ! (2月21日 19時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 又、ツイステは私もクルーウェル先生が大好きなのでそう言って貰えてとっても嬉しかったです。これからもずっと、よんこいちさんの活動を応援しております。2回にわたり長々と失礼しました。 (2月4日 12時) (レス) id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します。よんこいちさん、更新についてきちんと伝えて下さりありがとうございます。私は、作者さんが使命感などのザワザワとした気持ちを持った状態でいられることは、私も経験があるので不安です。できればふわっとした気持ちで楽に過ごして欲しいです。 (2月4日 12時) (レス) @page34 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
トッテン - 作者からを読ませていただきました!私も中々手が進まない時よくあって気持ちめっちゃわかります…。この作品大好きなので何年でも待ち続けます!!アニメのマルソーの場面めっちゃ好きでしてこの小説はギルド戦で終わりにするという感じでしょうか🤔 (1月28日 10時) (レス) @page34 id: e12076433d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よんこいち | 作成日時:2023年8月18日 19時

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