42話 ページ45
目を開けるとそこは真っ白な病室
なぜここにいるのか、理解するのにだいぶ時間を要した
「そっか…私刺されて意識失ってたんだった…」
ズキズキと痛む頭を抑えて起き上がる
さっき見た夢は何だったのだろうか
いや、夢と言えるのかもわからないが…。
辺りを観察するようにキョロキョロしているとカレンダーが目に入った
そこに記載されていたのは"8月6日"
「えっ！？は、8月6日？！あの日から３日経ってんの？！」
目を擦っても文字は変わらない
どうやら私は３日間の間ずっと寝たきりのままだったらしい
絶対、みんな心配してるよ…
項垂れていると病室の扉が訪問者の声とともに開かれた
隆「マイキーお前、そろそろ飯食えよ。いつか倒れるぞ」
万「やだ。月夜が辛いなら俺も一緒に背負わねぇと」
現れたのは万次郎と三ツ谷くん
まだ起き上がった私には気づいていないらしく何やら話している
気づかないかなーと念を送っていると万次郎と目があった
万「……え？？月夜？？」
「…3日ぶりだね、万次郎」
元気だった？という言葉は投げかける前に消えた
勢いよく走ってきた万次郎が抱きついてきたからだ
ぐぇっと変な声をあげて私は万次郎を抱えたまま崩れ落ちる
いちよ私病人なんですけど…
万「あぁ…！！月夜が生きてる…！呼吸してる、話してる、動いてるッ！」
引き離そうとしても、さすが東京卍會のトップ、一筋縄ではいかない
子供のように泣きじゃくりながらも力強さはご健在
どうしようか困っていると傍らに立っていた三ツ谷くんがありがたいことに万次郎を引き離してくれた
隆「おい、月夜は仮にも病人だぞ。そっとしといてやれよ」
万「三ツ谷こそここにくる前ソワソワしてたくせに」
隆「う、うるせぇ！誰だって心配するだろうが！」
まぁ、ともかく2人とも私を心配してくれてたのだ
涙腺緩くなっちゃうなぁ
「三ツ谷くん、あの時おぶらせちゃってごめんね。私重かったでしょ？」
隆「いや、別に重くはなかった。寧ろ軽すぎるぐらいだったよ。てか、急に意識無くなった時はマジ焦ったわ。遺言みたいなこと言うんじゃねぇ」
それに身体中冷たかったし…と呟く彼の声はとても弱々しい
万次郎もその横で何度も首を縦に振っている
「あの時は死ぬかもしれないと思ったし…言っておく分には問題ないでしょ？」
万「問題しかないし！！」
隆「問題しかねぇわ」
2人の顔がガチすぎて怖かった((
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Sena(プロフ) - 夢主の弟大好きオーラ？アピール？が大好きです！万次郎な、イザナに執着されてるところとかほんとに大好きです！！現在、更新停止中ですが、また更新再開してくだされば嬉しいです！ (2022年2月13日 4時) (
レス) id: 61121e16fc (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - ショコラさんの小説私が好きな作品ばっかりで、びっくりしました!これからも応援してます！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 935b93b187 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - ぐれぃぷさん» そ、そんなに愛叫ばれたら頑張るしかないじゃないですかっ！！頑張りますよ！！ぐれぃぷさんのコメントめちゃくちゃすきです!!!ありがとう！！！ (2021年8月29日 12時) (レス) id: c75afab750 (このIDを非表示/違反報告)
ぐれぃぷ - まっっって面白すぎませんか。もしかして主様神ですね？？？？？（当たり前）えもうちょっと大好きすぎです。ちょ無理です何回も発狂しました。ガッチで更新超絶待ってます！！うひゃぁ好き！！！まじで面白すぎて死ぬ！！！ずっと応援します！！！！！！ (2021年8月27日 10時) (レス) id: 3f7d3f91bb (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - おいさん» ですよね!!(笑)半間そういうところあるから愛らしいのです(( 我が家の半間は毎回こんな感じで甘々なんですよ。おいさんのためにも更新頑張ります！ (2021年8月24日 22時) (レス) id: c75afab750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2021年6月28日 0時
