浮気 ページ27
嗚呼、私はきっと欲張りすぎたんだろうなあ。
探偵社の皆さんと平凡な日常を送りたい、ただそれだけだったのに。私の願いは
それも叶えてくれない神様はきっと私に試練を与えているのだろう。
いいお世話だよ本当に。
ガラガラと心が壊れる音がした。
『ううっ……好き…だなあ……』
こんな裏通りで泣いても誰も手を貸してくれないのに。
『太宰…さん……私だけを見てよ……』
惨めだと思うが目から溢れる涙は止まることなく流れ続ける。
「何してんだ手前、此処は裏通り。女一人だと危ねェぞ」
『すみません、人を探していて』
声を掛けてくれた人は中腰になって顔を覗く
『……中原中也』
「手前は太宰の」
ポートマフィアと遭遇するなんて神様は本当に試練しか与えないじゃないか。
「すまねェな、俺の仕事上見過ごすことは出来ねェ。黙って着いてきてくれ」
『生きて帰れる？』
「さァ。でも探偵社にはお前が必要不可欠と聞いた。太宰を釣るには充分な餌だ。」
仕事が早いのか後ろには黒服が。
変に抵抗して撃たれるより捕まって脱出を考えるほうがいいな。
『餌でも面倒みないと愛想つかされちゃうよ、ほら行くんでしょ？』
「生意気な口だなァ。死なしたくなる」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「嗚呼、手前変な事考えるなよ。
『もし開けたら？』
「バーン」
手をグーからパーに変えおちゃらけた口調だが、恐ろしいことに云ってることに気付いてないのか…。
「手前芥川に捕まったことあんだろ
あん時なァ」
この人お喋りだなあ。
「手前達を助けたの太宰だったんだ、感謝したのかァ？」
『太宰…さんが？』
その様子だと何も知らなそうだな、可哀想に と私の顔を近づけ嘆いた中原中也。
「あの日本当は手前達を売り捌く筈だった。それを太宰が止めたんだよ、態々ポートマフィアに立ち入って」
じゃああの日の予定って……
「馬鹿だよなァ。結局は
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雪羅 - リクエストいいですか？主人公ちゃんが少しドレスアップして出掛けようとする所を太宰さんが目撃して…みたいな感じのをお願いします。 (2018年4月8日 21時) (
レス) id: 6697bd8a65 (このIDを非表示/違反報告)
ちぅ(プロフ) - 蒜奈さん» 原作ではそのような事は一切ありませんがこの役を当てはめた時一番しっくり来たのが太宰さんでしたので太宰さんをこのようなキャラに致しました。 (2018年3月31日 11時) (レス) id: 6c4c126ff8 (このIDを非表示/違反報告)
蒜奈 - すみません。原作4巻までしか読んでないんですが太宰さんって浮気するキャラなのでしょうか……？ (2018年3月31日 11時) (レス) id: 98af2a721a (このIDを非表示/違反報告)
ちぅ(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます(；_；)(；_；) (2018年3月27日 20時) (レス) id: 6c4c126ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ちぅ(プロフ) - ちかさん» めちゃめちゃ異能力ガン無視してましたね……少し変えたのでまた見ていただけると嬉しいです(；_；) (2018年3月27日 20時) (レス) id: 6c4c126ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぅ | 作成日時：2018年3月1日 21時
