Tamara ページ5
いつもは忙しなく働いてる中、今日はたまたま休日になった日。せっかくだからお出かけしよう、と意気込んだところコーデセンスがなさすぎてなかなか決まらない。オシャレ好きなMatildaも生憎Ellと外出しており、今日は家にいなかった。今家にいるのはTamaraと自分だけ
「なにこっちをジーッと見てんのよ」
ぼーっとしていたところをTamaraに指摘される。いつの間にか見入っていたみたいだ
『いや、服がなかなか決まらなくて…』
「あら、そんな小さいことで悩んでたの？あとMatildaがいないからってあたしを頼らないのは悲しいわよ」
自分の心情を読み取ったかのように話しため息をつくTamara。ちょっと貸して、と言い強引に持っていた服を取られた
「うーん…これは可愛いしこっちはカッコイイ感じがして素敵ね。次はこれ着てみてよ」
次々と服を着せられ脱がされ、着せ替え人形のような状態になっている。決めてくれるのはありがたいけどもう勘弁してくれ、と疲れてきたところでようやく決まったらしい
「やっぱりこれが良いわ。…うんとっても似合ってる」
決まった服は特別な服…ではなく、いつも通りの普段着だった。あれだけ着たり脱いだりしてなぜこの服にしたのか聞いたところ、恥ずかしそうにこう答えた
「だって……私の好きなAに他の奴が惚れてほしくないから」
一瞬理解が追いつかず、フリーズをしてしまった。Tamaraは誰かとデートに行くのだと勘違いをしていたらしく、最初から1人で出かけるつもりだ、と言い誤解を解く
「へっ…？あらそうだったの？…よかった」
と、心底安心したように深い息をつく。思ったりより純粋で可愛い理由に思わず笑ってしまった
「もう。こんなことなら言わなきゃ良かった！」
あまりに長く笑っていたせいでTamaraは拗ねてしまった。機嫌を直すのに兼ねて今度一緒に出かけよう、と言うとすぐにこちらに振り返って嬉しそうな笑みを見せた
「次の休日空けといてよね？もちろん、2人きりでいきましょ」
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推しを推してけ(プロフ) - さとうみさんさん» さとうみさん!!いつも陰ながらEWの短編集読ませていただいてます…！羨ましいなんて光栄です(⑉･ ･⑉)ありがとうございます、頑張ります！ (3月19日 19時) (
レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
さとうみさん(プロフ) - 初めてのコメント失礼します、とても書き方が好みでさらさら読めます！両性向けはすごいですよ！わたくしには無理な芸当ですね、羨ましいです。これからも無理せずに頑張ってください！ (3月19日 19時) (レス) id: 563e8e19e1 (このIDを非表示/違反報告)
推しを推してけ(プロフ) - あるまじき存在ではないアルマジロさん» ご期待に添えて良かったです(՞ ¨̮ ՞)こちらこそ素敵なリクエストを提供していただきありがとうございました！ (3月9日 10時) (レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
あるまじき存在ではないアルマジロ - お待ちしてましたぁ〜！ これだ、私が見たかったのはこれですッ！もう読んでいるうちに、夕日で照らされている二人と教室が目に浮かんできました！絶対あのTordって奴は、何かしら企んでるんですよねぇ〜 でも、それがいい！ 書いて下さりありがとうございます！ (3月9日 7時) (レス) @page14 id: d9deafb208 (このIDを非表示/違反報告)
推しを推してけ(プロフ) - あるまじき存在ではないアルマジロさん» とてもいいシチュエーションですね…提供ありがとうございます。今書いてるものを書き終わったら書こうと思います！ (2月23日 3時) (レス) id: fba0c75805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しを推してけ | 作成日時：2024年1月6日 21時
