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私は化け物を真っ直ぐ見つめる。そして木刀で化け物の目を…………突き刺した。
「ぐぁッなにをするこんッの小娘!」
部屋に入った時に転がってきた木刀、母親の手に握られていた木刀…2本で両目を潰したため化け物は目が見えない状態になった。
化け物は私がいた周辺でひたすらに手を振り回す。
「今のうちにッ逃げなきゃ!」
ここは人里離れたところ。近くに家があるかなどは知らない。
でも…生きるために、母親が願ったことを叶えるために……私は行先もない道をひたすらに走った。
2分ぐらいした頃だろうか。あの化け物の声が聞こえてきた。
「もうッきた!早く、早く家を見つけないとッ」
それから30秒…遂に化け物に私の姿を見られた。
化け物が私に触れる1歩手前。私は体制を低くし化け物の足を木刀で折った。
そしてまた走り出す。
目が戻っていたことからどんなことをしても再生するのかもしれない。そんなことを考えながらひたすらに走る。
それからさらに2分ほど経った。私は何度か化け物に追いつかれそうになるもさっきの様にどこか1部を折ったり、潰したりしてなんとか生きながらえていた。
もう体力がつきかけていたとき1件の家を見つけた。
やった!そう思った時に私は化け物に追いつかれてしまった。家を見つけ油断していたのかもしれない。
私は化け物に腕を爪で抉られ血がぼたぼたとおちる。
あぁ。結局ダメだったのか。そう思っていたとき目の前の鬼の首がいきなり吹き飛んだ。
「……ぇ?」
先程まで私がいくら攻撃しても再生していた化け物の体はホロホロと崩れ落ち瞬く間に塵となった。
「お主!大丈夫か!」
声の方を見ると1人の小柄なお爺さんが1人。手には刀が握られている。なんで、こんな時代に…銃刀法違反になるんじゃ……というかこのお爺さんが化け物の首を斬ったの?
「あ、ぇと、」
「!意識はあるようじゃな。兎に角儂の家で止血を…」
お爺さんはそういうと私を横抱きし、家のほうへ向かった。
あの家…お爺さんのだったんだ…
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リリィなモモ(プロフ) - まっちゃさん» そうなんですね!了解です!返信ありがとうございます! (9月18日 15時) (レス) id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - リリィなモモさん» レスが遅れて申し訳ないです…兄弟子さんは既に鬼殺隊に入っていて、善逸は16ページで鬼殺隊の最終選別に合格しました。 (9月18日 8時) (レス) @page16 id: c14969ce2c (このIDを非表示/違反報告)
リリィなモモ(プロフ) - これって善逸の桃先輩こと兄弟子はもう既に鬼殺隊に入ったあとの話ですか? (8月31日 15時) (レス) @page11 id: e604e437d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃ | 作成日時:2023年6月12日 21時