【おそ松さん】六つ子と出会ったのは自称「死神悪魔」でした【マフィア松】 (ページ4)

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3話)怪我？簡易手術ページ4

A)ちょっと待てよ、今手当してやるから

黄色の子を素早く抱えて物陰に隠れた。
当たった所は太股。幸い骨には当たっていない。
けれども酷い傷だ。弾丸は中に留まっている。

A)うぇぇ…痛いと思うけどちょっと我慢してよ？

黄色の子)うぅ…

リュックの中からミニ医療器具を出すと部分注射をする。

A)どうだ？痛みあんまなくなったか？

黄色の子)ヴン、

涙目になりながら必死に頷く。
なんだこの可愛い生き物は。

A)じゃ、ちょっと目ェつぶっときな。

黄色の子)ヴン

黄色の子ぎゅっと目をつぶるのを確認して素早く弾を取り除く。
弾を取り除くと傷口を縫い合わせて包帯を巻く。
…手馴れたもんだなぁ…
後はさっき撃ってきた奴を粉々にして…

A)さ、終わったぞ。

黄色の子)…ん

A)立てないだろ？おんぶしてやるよ

黄色の子)ありがとー…

ミニ医療器具を直すと、黄色の子をおんぶする。
うお、割と軽くねーかコイツ。
大鎌を片手に持ち、片手で黄色の子の体を支える。

A)しっかり捕まってろよー

黄色の子)アイ！

少し元気が出てきたのかさっきのように返事をする。
…銃声が減って来たな。
多分舞台は大詰めと言うところだろう。

A)…そういやお前の仲間って…

黄色の子)多分上にいるはずだよ！

A)…上か、少し揺れるけど捕まってろよ？

近くの階段をたんたんと上がっていく。
最上階(四階)に着くと、銃声がさっきよりハッキリと聞こえる。
まだやってるっぽいな。

A)おっしゃ、行くか

走って行くと大広間らしきところで赤い服の青年と青い服の青年が数十人を相手に立ち回っている。
よく見ると黄色の子に顔が物凄く似ている。
もしかして兄弟か。
部屋の反対側にはその二人に向けて拳銃を向けている男が一人。
お、アイツがボスか。

A)ごめん、ちょっと降りてくれるかな？

黄色の子)うん！

黄色の子を物陰に座らせると、大鎌を持ってその拳銃を構えている男の前に立ちはだかる。
突然現れた俺に対して驚きを隠せない様だ。

A)二人相手に数十人たァいいご趣味で？

男)な、何だ貴様！

A)あは、俺は死神悪魔だよアンタがここのボスみたいだね

男)な、お、お前が…！？

A)そだよーって、話してる最中に普通撃つかなぁ？

俺に向かって放たれる弾丸を大鎌で弾く。

A)俺今暇してるんだよね、だから本気で相手してよ

久しぶりに本気が出したいだけなんだけどね←