【おそ松さん】六つ子と出会ったのは自称「死神悪魔」でした【マフィア松】 (ページ30)

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29話)人探し？探検ページ30

個室が並んでいる廊下を進むと、二手に分かれるT状の分かれ道がすぐに見えた。
その廊下を左に進んでいくと、白くて頑丈そうな扉と茶色い扉が待ち受けていた。
その扉を開けると、その向こうにはコンピューターがいくつも並んでいる。
そのコンピューターの前には椅子が二台。
部屋の端に一台置いてある。

A)…情報処理室…かな？ハッキングとかもここでやってんだろうね

扉が頑丈そうなのもこれの為だろう。
試しに中に入ってキーボードを操作してみる。
パッと表示されたのは俺の経歴や情報。
うわお、やっぱ調べられてたのかｗｗ
まぁその情報すら間違ってる物なんですがねｗ
書き換えした俺の個人情報。
大学には行っていることになっている。
(実際にはニートだが)
書き換えって便利ねｗ
その次に表示されたのはセキュリティロック。
随分と硬いブロックをかけているようだが、簡単なところがいくつかある。
…あ、ここ入られたらダメじゃんｗｗｗ
兎も角、入られると俺自身も困るのでセキュリティロックを一段階上の難しさに簡単な所だけ書き換えておく。

A)…このぐらいか？あんまりやりすぎるとバレる……って、既にやりすぎてるかｗｗｗ←

セキュリティロックの表示と俺の個人情報の表示を消すと、部屋から出る。
今度は茶色い扉を開けると、そこに待っていたのは牢屋。
思わずうわぉと声を出しそうになったが我慢。
牢屋は三つ並んでおり、手前の二つには黒服がいる(両方気絶中)。一番奥は使っていないようだった。
…てか当たり前のように牢屋の中血濡れしてるし…ｗ
まぁあとは部屋の隅に拷問器具があるぐらいで。
特にあとは何も無い。
ふーむこっちはここだけかぁ。
取り敢えずさっきのＴ状の廊下まで戻ってくると、今度は右側の廊下を進んでいく。
焦げ茶色の扉が一つと、突き当たりにはエレベーター。あとは上に向かう階段が一つあるぐらいだ。

A)取り敢えずここ入ってみるかー

扉を開くと、その向こうは管理された資料で埋め尽くされた棚が姿を現す。棚は天井まで伸びており、ぎっしりと詰め込まれている。
おっとこれはなんだろか？
一際目に付く黒いファイル、背表紙には何も書かれていない。
手に取って適当な所を開いた。
………俺の起こした事件ばっかじゃん。
表紙を見ると、"Bloody Devil"と白い文字で書かれていた。