ヤンデレの集いゴールデンカムイ (ページ1)

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俺と旅して杉元佐一ページ1

私はA。訳あって今は杉元さんと一緒に旅をさせてもらっている。今は寝床を確保して眠りにつこうというところだ。でも私は中々寝付けないでいた。

『Aさん、起きてる？』

杉元さんの声だろう。私は寝返りを打って彼の方を見た。

「…起きてます」

声を出すと自分でも声を出すと思っていなかったからなのか掠れた凄くみっともない声を出してしまった。

『よかったぁ…中々寝付けなくてさ…』
「私もですよ、慣れない場所で寝るって中々…」

なんてコソコソ話す。すると突然杉元さんは目をつぶって私に問いかけてきた。

『もし、Aさんが現世へ帰る方法見つけたら俺どうなるのかな？』

急にどうしたんだろう？不安になったのかな。

「まだ見つかっていないみたいですし大丈夫ですって…！私はいつでも杉元さん達の旅に着いて行きます…！」

なんて微笑んでみた。すると彼はゆっくり目を開け、

『そっかぁ…いつでも俺に着いてきてくれるんだね。Aさんのこと信頼していいの？』

開かれた目は威圧と寂しさ、憎しみに溢れかえった真っ黒な瞳になっていた。私は思わず身震いをする。

「え、あ…えっと、」

戸惑いながらもどうにか答えようとするが、思うように口が開かなかった。彼はゆっくりと手を繋いでくる。

『俺さ、ずっとAさんと旅してたいから…痛いかもしれないけど逃げないように一緒に旅するにはこうするしかないんだよね…ごめん、』

―そう言うと彼は銃剣へ手を伸ばした。