友情と愛情の狭間で… ページ14
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舘「A、どうしたの？」
『いや、あの、その、近いって』
料理を始めて早30分。食材を切る私を、後ろから抱きしめるようにして手を添える舘さんの声が耳の後ろで振動して私の体をぞくっと震わせる。
舘「ふふ、俺の隣も落ち着いていられないでしょ？」
『なっ、』
思わず後ろを向くと、舘さんの顔が目の前に現れて思わず身を逸らした。そんな私を満足そうに見た舘さんは乾いた笑いを漏らす。
舘「そんなに警戒しないで？離れるから」
『そうしてくれるとありがたい』
舘「ねえ、A…」
私の後ろから離れ、隣へと移動した舘さんは私の顔を覗き込んで切なそうな声を漏らした。
舘「大切な人が2人いるって辛いよね」
『え？』
舘「できれば争いたくないんだ」
誰と、なんて聞くよしもない。それが翔太の事だってすぐにわかった。舘さんは基本みんなに優しいけど、翔太は特別だって伝わってくるから。
舘「いつも…翔太の気持ちを優先してきたんだけどな」
「今回は無理みたい」と漏らした表情は、なんとも複雑な表情で私はなんで声をかけたらいいのか分からない。
舘「翔太がライバルになってでも、Aを手に入れたいんだよね」
『…舘さんらしくないね』
誰よりも優しくて、周りが見えてて、大人で…そんな彼がおそらく1番大事にしていた物を敵にしてまで伝えたい事。
舘「A、好きだよ」
『っ、』
舘「俺を選んでほしい」
「お、そろそろ焼ける」フライパンに入ったハンバーグを見てそう声をあげる。
舘「俺からの気持ち、受け取って」
お皿の上に盛り付けられていくハンバーグは、綺麗なハート型をしていて。なんともお茶目な舘さんらしい。
舘「宮舘スペシャルは、これから先もずっとAに作り続けたいな」
そう笑った舘さんは、大人なのに可愛らしくて私も笑顔を向けた。
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YUME(プロフ) - riri_purukawaさん» コメントありがとうございます（＾_＾）泣いてしまったなんて…嬉しくて私が泣きそうです(｡-_-｡)笑続編に移行しますが、そちらもどうぞお願いいたします！！ (2020年8月15日 23時) (
レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
riri_purukawa(プロフ) - さっくんとのデートのとこで泣いてしまいました(;o;) (2020年8月15日 17時) (レス) id: be778bbdda (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - 玲さん» コメントありがとうございます（＾_＾）切なすぎて…ってお言葉嬉しすぎます( ^ω^ )これからも更新頑張るので、ぜひ楽しんでお読み頂けると嬉しいです(*´-`) (2020年8月15日 12時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - なんかもう切なすぎて……………こっちが泣きそうです…もう誰落ちでもいいから主人公が幸せになったらな、なんて思いながら見てます！こらからも頑張って下さい！！！！ (2020年8月14日 22時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます！！私も書きながら、誰と幸せになるのか悩んでしまいます(｡-_-｡)みんなに幸せになってほしい(｡-_-｡)これからも楽しみにしていただからように頑張ります！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUME
| 作成日時：2020年7月31日 13時
