お姫様とは… ページ13
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『あー、やっぱ舘さんが1番でよかったな』
舘「ふふ、そう？」
『うん、落ち着くもん』
ここ最近、色々なことがありすぎて私の感情は落ち着く事がなかった。でも、舘さんは違う。どんな時も優しくて大人で一緒にいるだけで心が安らぐ。
『今日は、どんなデートをしてくれるの？』
舘「それはついてからのお楽しみ」
歩幅を合わせながら、ゆっくり隣を歩く舘さんの横を私もゆっくりと歩いていく。しばらく歩いて着いたのは、マンションの一室。
舘「おうちデートはどうかな？お昼は一緒に作ってひたすらゴロゴロしようよ」
「A、最近疲れてそうだし」そう言った舘さんは「荷物置いたら買い物行こうね」と笑顔を向けた。
『…ありがと』
舘「俺は俺の理想のデートをするだけだよ」
そう言ってくれるけど、舘さんはいつも私が辛い時何も言わずに支えてくれるから。そんな舘さんに何回助けられたか分からない。
舘「今日は、ハンバーグなんてどう？」
『うん！いいね！』
買い物に行けば、車道を必ず歩いてくれるし買い物した物だって全部持ってくれるし。そういう優しさをスマートにできるのが舘さんの凄い所。
舘「この間は、ごめんね」
『ん？なにが？』
舘「翔太‥.暴走してたでしょ？困らせたんじゃないかなって」
『あー….そう、かな。でも、舘さんが謝る事じゃないでしょ？』
翔太に気持ちを伝えられて、本当はすごく動揺した。気持ちに気づいていながら、このまま気づかないフリをしていれば変わらない関係でいられると思っていたから。
舘「ねえ、A。Aはずっと俺達の姫だよ」
『姫…って。そんな柄じゃないよ、私』
可愛くて女の子らしくて、ふっかが好きそうな女の子と私は程遠い。男の中に混ざっても浮かないようにって髪は一定の長さから伸ばす事はしないし、性格だってどちらかと言えば男勝りだ。
舘「昔からだよ、ずっと特別な女の子だったんだ」
舘さんの真剣な目が、その言葉を徐々に私の頭の中に入り込ませて、ドクン、と胸の奥が鳴ったのがわかる。
『舘…さ』
舘「さ、行こっか」
そう前を向いて歩きだした舘さんの後ろを、私も追いかけた。
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YUME(プロフ) - riri_purukawaさん» コメントありがとうございます（＾_＾）泣いてしまったなんて…嬉しくて私が泣きそうです(｡-_-｡)笑続編に移行しますが、そちらもどうぞお願いいたします！！ (2020年8月15日 23時) (
レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
riri_purukawa(プロフ) - さっくんとのデートのとこで泣いてしまいました(;o;) (2020年8月15日 17時) (レス) id: be778bbdda (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - 玲さん» コメントありがとうございます（＾_＾）切なすぎて…ってお言葉嬉しすぎます( ^ω^ )これからも更新頑張るので、ぜひ楽しんでお読み頂けると嬉しいです(*´-`) (2020年8月15日 12時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - なんかもう切なすぎて……………こっちが泣きそうです…もう誰落ちでもいいから主人公が幸せになったらな、なんて思いながら見てます！こらからも頑張って下さい！！！！ (2020年8月14日 22時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
YUME(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます！！私も書きながら、誰と幸せになるのか悩んでしまいます(｡-_-｡)みんなに幸せになってほしい(｡-_-｡)これからも楽しみにしていただからように頑張ります！！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: de8f33b569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUME
| 作成日時：2020年7月31日 13時
