【ハイキュー!!】男装やめたらモテ期来た。 (ページ34)

今日:13 hit、昨日:27 hit、合計:513,243 hit

男装やめて33日目ページ34

☆Side日向☆

日「次はいよいよ白鳥沢との試合だな！」

影「おう！勝つぞ！」

あー…なんか緊張してきた…。

トイレ行こうかな…。

『飛雄ー!!日向ー!!やっほー!!!』

トイレに行こうとしていた時、Aがやって来た。

日「A!?どうしたんだよ!?」

『試合終って暇だったから来た!!』

ニコッと笑うA。

心臓がドキッとした。

影「さっきの試合見てたぞ。」

『ん？見てたん？』

影「ああ。もう少し助走早くした方がいいんじゃないか？」

『あー、でもさそれだとちょっと飛ばしすぎちゃうんだよなー…。』

影「だったら…」

日「A!!ちょっと来て!!!」

『えっ？日向!?』

Aの腕を引っ張って影山と引き離す。

影山と楽しげに話すAの姿を見てなんだかモヤモヤしたから。

『ちょっ、日向…痛いっ…。』

日「あっ!!ご、ごめん…。」

ぱっと腕を離す。

『日向？どうしたんだよ。』

心配そうな顔をするA。

…俺、どうしたんだろ。

日「なんか、よく分かんない…。」

『なんだそりゃ。』

クスッとAが笑ったけど俺のモヤモヤは消えない。

ほんとにどうしたんだろ。俺。

『ひーなーたー！飛雄達の所いこうぜー。』

また心がモヤモヤした。

あ、そっか。

日「…なぁ、A。お願いあるんだけど。…いい？」

『うん？なんだ？言ってみろよ!!』

俺がモヤモヤしてたのは

日「俺の事、翔陽って呼んでくんない？」

影山にヤキモチしてたからだ。

Aが影山の事を楽しそうに【飛雄】って呼ぶのを見て、嫉妬したんだ。

『名前で呼ぶ？』

日「うん。だめ…かな？」

断られたらどうしよう…。

『いーよ！しょーよー!!!』

満面の笑みで俺の名前を呼ぶA。

ドキッ

こんなことだけで俺の心臓は跳ねた。

きっとほかの人に呼ばれたってこんな事は無いだろう。

Aに呼ばれたからだ。

『…こんなもんでいいのか？』

日「おう！…あ、そうだ。後さ…。」

『ん？なんだ？』

日「あー。やっぱり、止めた!!」

『は!?何でだよ!?気になるだろ!!!』

日「試合に勝ったら言うわ!!!ほら、あっち行こうぜー!!!」

『わっ!!待てよ、しょーよー!!!』

もし試合に勝ったら。俺、お前に言いたいことがあるんだ。

Aの事、大好きって。