【ハイキュー!!】男装やめたらモテ期来た。 (ページ31)

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男装やめて30日目ページ31

☆side大平☆
瀬「…いつまでやってんだろうな。」

若利がAを抱きしめてかれこれ数分たった。

周りにいる俺たちはどうしていいか分からず、ただ2人が離れるのをじっと待っている。

白「……。」

横にいる白布を見れば分かりやすいぐらいに不機嫌そうな顔をしている。

分かりやすいな…。

けど、機嫌が悪いのは白布だけではない。

大「ほら、そろそろ離してやれ若利。」

牛「…ああ。分かった。」

しぶしぶといった様子でAを離す。

Aは顔を真っ赤にしていた。

大「大丈夫か？A。顔真っ赤だぞ。」

『は、はいっ！大丈夫っす!!///』

天「Aちゃーん！俺も抱きしめてヨ～」

『はひっ!?天童先輩もですか!?』

慌てるA。

覚にやめなさい、と言おうとした。

『じゃあ、大平先輩の後でいいですか？』

…は？

今なんて言った？

大「A？…なんて…？」

『天童先輩が抱きしめてほしいっていうから、大平先輩の後ででいいですか？って言いました!!』

俺、抱きしめられるのか？Aに？

大「どうしたんだよ、なんで俺を抱きしめるんだよ…？」

『大平先輩って、いつも頑張ってるじゃないっすか。だから、ありがとうの気持ちっす!!』

そう言ったAは俺に勢いよく抱きついてきた。

大「ちょっ、A!?/////」

『大平先輩！いつもありがとうございます!!』

満面の笑みで俺を見上げるA。

心臓が飛びたすんじゃないかと思うほど、心臓が暴れた。

ドッドッドッ

鼓動はどんどん速くなる。

顔が熱くなっていく。

『大平先輩!!大好きっす!!!』

大「…ありがとな、A。だけど、男に無闇に抱きついたりしちゃダメだぞ。」

俺は平静を装い、Aの頭を撫でながらそっと離れた。

『？なんでっすか!?大平先輩はいいじゃないてすかー!!』

大「Aはもう少し女の子としての自覚を持てってことだよ。」

天「獅音くんたら～お母さんかよ(笑)」

『それが大平先輩のいい所なんですよー!!』

そう。俺はまだお母さんでもいいと思ってた。

今まではAにとってお母さんでもいいと、ずっと思っていた。

けど、

そろそろ本気出さなきゃかな。