【ハイキュー!!】男装やめたらモテ期来た。 (ページ19)

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男装やめて18日目ページ19

☆side川西☆

川「…起きねぇっすね。」

大「起きないな。」

今日は青葉城西と烏野との練習試合。

試合会場校の青葉城西の何らかの手違いで、俺らはの乗ったバスは青葉城西の校舎から少し離れた第2駐車場に止めることになった。

これから歩いて校舎までいくのだが、

白「凄いマヌケ顔だな。」

Aが起きない。

『ま、て…ところてん…』

寝言まで言ってるし。爆睡している。

五「どうします？このままだと試合の時間に遅れちゃいますよ！」

牛「おい。A起きろ。」

牛島さんがAの頬を軽く叩くも起きる気配は全くなし。

天「しょーがないネ…じゃんけんしよっか!!」

川「じゃんけん？」

天「そ。じゃんけん！」

にやぁと笑う天童さん。

嫌な予感がした。

そして今に至る。

『ローストビーフ!!お前は完全に包囲されている!!』

川「はぁ…なんで俺。」

Aは未だに爆睡。俺の背中の上で寝言を言っている。

このままだとヤバイと考えた天童さんは、じゃんけんで負けた人がAを校舎までおぶっていくことを提案。俺は運悪く負けてしまった。

天「たいち、ファイト～!!」

ゲラゲラ笑ってくる天童さん。

白「…がんばれ。」

白布は苦笑いで見守ってくれている。

…つーかコイツ軽いな。

自分がしっかり背負っているのか心配になるくらい軽い。

『…んん。』

俺の背中の上でモゾモゾ動くA。首にAの髪が当たってくすぐったい。

五「？あれ、これなんでしょうか？」

俺の横に並んで歩く五色が言った。

川「どうした五色。」

五「なんか、Aの首に虫刺されの後みたいなのがあるんですよー！」

川「虫刺され…？」

背中に背負ったAの首を見るために、一旦お姫様だっこする。

首を見れば確かに赤い跡が付いていた。

…これ、虫刺されじゃないじゃん。

五色にはまだ早いな。

白「…天童さん…。」

白布は犯人であろう天童さんを睨む。

天「どーしたの？けんじろーくん☆」

白「どーしたの？、じゃないですよ!!」

吠える白布。

天童さんは、まだしらを切り続ける。

全員の視線が天童さんの方を向いた。

川「…。許せA。」

俺はAの首に顔をうずめる。

その華奢な首に跡を残す。

『んっ…。』

A。悪いな寝てる間に。

けど、俺だってお前の事が好きなんだ。

他の人のキスマースなんて見てられないくらいに。

だから、目が覚めても

怒んなよ？