【ハイキュー!!】男装やめたらモテ期来た。3

男装やめて90日目 ページ8

『いっただきまーす!!』

もらってきたご飯を口にドンドン入れる。

大「美味しいか？」

『んふふんふぇふ!!』

大「良くかんでから言いなよ。ご飯は逃げないんだから。」

れおん先輩に言われたので、良くかんでからもう一度言う。

『美味しいです!!』

川「Aって、よく食べるよなぁ…。」

『そうですか？これ位、澤村先輩に比べたら普通じゃないですか？』

川「さわ…？お前また男をたぶらかしてきたのかよ…。」

『なんて事言うんですか!?』

たぶらかすほどの女子らしさは無いですよ(笑)

…あー、今の自分で思って悲しくなった。

白「飯を沢山食うのはいいけど、あんまり太るなよ。ジャンプ力が落ちる。」

『余計なお世話っすよ!!!!』

ふーんだ！太んないよ！

そんなこんなでご飯は食べ終わった。

『ごちそうさまでした!!』

あー美味しかった!!

天「じゃ、俺たち風呂入ってくるネ。」

『はーい！いってらっしゃーい!!』

そっか、先輩達は自主練してたから風呂入ってないんだっけ。

…ひまになっちゃったなー。

とりあえず、食器返しに行こ。

俺は、からになった食器をカウンターに返しに行く。

と、

『…あれ？』

外に見慣れた後ろ姿が見えた。

その人は、今風呂に行っているはずなのだが…。

何となく気になった俺は、その人を追いかけて外に出る。

外はもう真っ暗。

『…わぁ…綺麗な満月…。』

どうやら今日は満月の日だったようで、空には満月が輝いている。

音駒の庭(？)を歩く事数分。ようやくあの人に追いついた。

『何してるんすか？









けんじろー先輩。』

白「A…？」

月明かりを受けて振り向くけんじろー先輩は、どことなく儚げだった。

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