film45 疲労困憊 ページ48
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剛陣のシュートの後も雷門の怒涛の攻撃が続いていた。その様子を、Aは冷め切った表情で、見つめていた。
(つまらない試合ね……)
３人ががりでシュートをとめどなく打たれ、疲労の見え始めてきた帝国学園ディフェンス陣。
懸命にゴールを守る味方に、攻撃に上がっていた佐久間達も、重い足を引きずりながら、駆けつけて行く。
ゴールポストに跳ね返ったボール。
幸運にも、転がってくるボールの目の前を、ちょうど走っていた風丸は、よし。とボールを取ろうとするが、既の所で必殺技を繰り出した明日人に、為す術もなく、ボールを奪われてしまった。
＜雷門に追加店！決めたのは10番、稲森だ！＞
怯んだ帝国の一瞬の隙をついて、ノーマルシュートを放てば、ゴールは意外にもあっさりと決まる。
帝国の2点のビハインドで前半は幕を閉じた。
前線が終了し、ベンチに戻ってきた雷門イレブン。
やはり、疲労困憊……だったのだろう。
皆、だらしなく体を投げ出し、大量の汗を浮かべ、
地面に座り込んでいる。
「皆さん大丈夫ですか!?」
「飛ばしすぎじゃない？」
明らかに異常な彼等の様子に、つくしと杏奈は、タオルとドリンクを配りながら、心配そうに選手達を見つめている。
「もっと点とれたよな。」
「体を張ったDFにやられたぜ。」
座り込んでいる中盤、守備陣とは反対に、フォワードのスリートップ達は、ドリンクで喉を癒しながら、前半の反省をしていた。
「さすがは帝国だよ。勝利への執念はやっぱりすごい。みんな、後半も油断せずにいこう！」
明日人は、わくわくして仕方が無いといった笑みを浮かべ、仲間たちを鼓舞するように拳を突き上げる。
返事だけは元気な雷門イレブンだったが、前半積極的に攻撃に参加していた面々は、まだ疲労の残った顔をしており、眉が頼りなさげに下げられていた。
｢こんな状態で後半もつの……？｣
覚束無い足取りでフィールドにかけて行く選手達の背中を見送りながら、杏奈は思わず呟いた。
｢まあ、無理でしょうね。｣
｢え……｣
すると、ベンチに座り何やらタブレットをいじっていたAが、ふと顔を上げて、抑揚のない声で答える。
杏奈は、反射的に硬直すると、信じられないといった顔でAの方に振り返る。が、彼女の口元に浮かんだ笑みを見ると、呆れたように目を閉じ、やれやれと言った顔でため息をつくのだった。
(やっぱり何か企んでるんでしょう？ずっとタブレット見てたのはそのためね。)
(さあ、どうかしら？)
(嘘をつくのも程々にしなさいよ)
(…………)
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シロナ(プロフ) - 愛音さん» リクエストありがとうございます！水神矢くんは、対王帝戦の前後で、雪乃ちゃんを精神的に支えます。絡みは、少し先のお話で予定しているので、お待ちいただければ幸いです！ (2019年3月20日 22時) (
レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 水神矢成龍くんとの絡みをお願いします。 (2019年3月20日 21時) (レス) id: 95fbe585e8 (このIDを非表示/違反報告)
シロナ(プロフ) - あんさん» あんさん、リクエストありがとうございます。鬼道さんとは、星章対王帝の試合で沢山絡ませる予定です！せっかくの幼なじみ設定なので、日常での絡みも増やしたいと思っています(*´艸`) (2019年3月20日 11時) (レス) id: 02fecad83b (このIDを非表示/違反報告)
あん - 鬼道さんとの絡みをお願いします。(￣^￣ゞ (2019年3月20日 10時) (レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sirona | 作成日時：2019年2月28日 20時
