アジトにて ２ ページ31
３０．
「次は小ラウンジだな。会議前とかはここでダラダラしてる」
「まぁ、会議に限らず大体の幹部連中はここに集まってる。兄ちゃんはいっつもダラダラだけどな」
「竜胆、うるせー」
「へ〜」
(それについては興味な〜し)
「次は〜、へろへろココちゃんの見舞いにでも行ってやるか〜」
見舞いに行ってやる蘭ちゃん、やさしーとふざけたことをぬかす灰谷兄
「兄ちゃん、やめてやれ。ココ、キレんぞ」
「もうぐっすりで起きないかもよ〜？」
「い〜じゃん。行こーぜ」
灰谷兄は暴君気質らしい
(さっきは迷子って、私は幼女か！ってなったけど、これじゃどっちが大人かわかんないな〜
灰谷蘭、めっちゃ出来るサラリーマン風の髪型なのに‥‥。髪色は派手だけど)
ルンルンと上機嫌に一つの扉に近づいていく、灰谷兄
コンコン ガチャ
「ココちゃ〜ん‥‥あら〜、ぐっすり〜」
ひょこッと灰谷兄が中を覗くとココが正にぐっすりといった様子で眠りこけていた
「ほら言ったろ」
「ぐっすりだね〜」
霧璃歌も中を覗く
(これは、お疲れだねぇ〜)
「あ、キリュー。ここ仮眠室な。一つ上の階にあいつの部屋あんのに、もっぱらここで寝てる
すぐ隣が
まぁ、筋金入りの立派な社畜だな」
「確かに社畜思考だね〜」
「ウケるｗｗ」
「ほら、兄ちゃん、扉閉めて。キリュー、次の階行くぞ」
「「は〜い」」
「(弟妹ができたみたい‥‥)」
・・・・・・・
「８階はカジノとココの部屋と‥‥後は鶴蝶のトレーニング室だったか？」
「そうそう。トレーニング室は一応、オレらも使っていいんだけどさ〜、既にトレーニング室の主なんだよな、鶴蝶」
エレベーターを降りてぶらぶら歩く一行
今のところ、結構しっかり案内をされている。安心
ちなみに霧璃歌はついさっき、灰谷兄には脛蹴りをかました。邪魔になってきたようだ
「へー、そうなんだ。あ、カジノ。広いね〜」
８階を散策していると薄暗いカジノのような場所を見つけた
〈年齢不詳三人組の珍道中〉
＊＊＊＊＊＊＊
短めです
すいません、でも切りよくするにはここで区切るしかないんです！
サブタイトルもなんか、微妙になってしまいました
ならば、付けなければいいじゃないかと言われそうですが、意外と重要なんですぅ〜
今回は関係ないですけど‥‥‥。次は普通なので、ご安心を
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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作者名：潮見 不可 | 作成日時：2022年8月16日 17時
