1年A組 ページ2
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入学式から一夜明け新一年生はこれからの生活に期待と不安を抱き登校した。
成島 桜SIDE
ふぅ〜、緊張するなぁ…、昨日は全然周りの席の人達と話せなかった…
同じ中学から来てる子はいないし、もう周りはグループができ始めてるよぉ…
どうしよう…
??「おいっ、おーい!…えっ〜と、成島さん!」
桜「ひゃ、ひゃい!」
( ゚д゚)ハッ!急に話しかけられたとはいえ、ひゃいっ!って何言ってるの私!
は、恥ずかしい…///
??「あっ、急に話しかけてゴメン!俺、赤羽響!よろしくな!」
桜「あっ、はいっ!よろしくお願いします!わ、私は成島桜です。」
や、やったぁ〜!話の流れとはいえちゃんと自己紹介できたぁ〜!
ん?赤羽響?んん?どこかで聞いたことが…っあ!
桜「赤羽君って、もしかしてギターやってる?」
響「えっ!?俺のこと知ってるの!?」
桜「知ってる!この間やっていたライブで見かけたの!」
響「あれでか!そっか、俺も有名人!」
顔を赤くして鼻の下を伸ばしている赤羽君。
彼はバンドのサポートギターとして始まり
その後次々と人気が出てきて単独ライブを行えるまでに成長したのだ!
響「ヤバい、めっちゃ嬉しいなー。ルミ聞いたっ!?俺の事ライブで見たって!」
赤羽君の視線の先には真っ白いクルクルした髪の綺麗な顔をした外国人がいた。
赤羽君の声に気が付いたのかこちらに歩いてくる。
??「そんなに大きい声出さなくても聞こえてる。…まぁ、良かったね。」
響「いやぁ〜、俺がデビューする日も近いかなぁ〜!」
桜「えっと…」
外国人さん、何て名前だっけ!
昨日自己紹介あったのに、覚えられてない!
あぁ…どうしようもないな…私…。
??「あぁ、ごめんね、自己紹介もなしに。
私、ルミ・オンニ・ウィステリアです。ルミと呼んでください。よろしくね。」
桜「はい、成島桜です。よろしくお願いします!」
響「ルミはフィンランドから来ててな!バイオリンが弾けるんだぜー。かっけぇよな!」
桜「バイオリン!?…かっこいい。」
ルミ「…そんなに珍しくもないと思うけど。」
少し照れくさそうに話すルミ君。
クールな印象だったけど案外可愛いかも…。
先生「対面式と部活紹介あっから廊下並べー!」
響「おっ、じゃあまたね!成島さん!」
桜「はいっ!」
一時は不安だったけど楽しめそうかも。
高校生活!
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作者名:rico | 作成日時:2022年4月30日 8時