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「…和也？もしかしてこれだけ？」
「…そーだけど何か。はい、乾杯。」
私のレモンサワーに無理やり缶をコツン、とされた
ぐびぐびって勢いよく飲む和也
きれいに動く、喉仏をじーっとみつめる
「…なんで乾杯したかったの？珍しい」
「…だって、俺らの、夫婦になってから初めて一緒にすごす夜だよ」
「そんな、大袈裟な！大体、昨日あったじゃない」
「昨日は、バタバタしてたでしょ。一瞬にねよーとしてたのに、俺のが先にリビングでてったのにお前気づいたらベッド倒れこんで寝てるし」
わあ、一緒に寝ようとしてたの？この人
よかった、先に寝て
まあ、和也がお昼寝から起きたから、その後お風呂入ってるの待って問い詰めようとしてたらそのまま寝ちゃっただけなんだけど！
いや、まあ別に抵抗はないんだけどね？
一緒に寝ることに対してなんて、ずっと昔からそうだし、大人になってからも、何回も
寒い夜に、うちに居座りついた和也がさむいーていってソファから私のベッドのなかに潜り込んできた事なんて日常茶飯事だったし。
そーいえば、ベッド１つだったよなぁ、これからは2人で寝るんだろうか、なんて思ってたら
ハンバーグをもぐもぐした和也に
「A、今日どうだった？会社」ときかれた
「え？どうもこうもなく、大変でしたけど？」
誰かさんのせいで、と、付け足す。
「みんなには、平賀さんが結婚…？とかあり得ないって顔されるし、クラッカー鳴らされるし、後輩の由美ちゃんには、ニノですね、二宮の名字いいなーとか言われた」
「…だよなぁ」
「なんで？」
なんだか、落ち込んでるような和也
不思議。お酒飲んだらいつもちょっとはテンション上がるのに。
今日は真面目な顔ばかりしてる。
「おれがこんな無理やりしといてあれだけど。おまえ、たぶん、明日から大変になると思う。ごめん。」
「…どうして？」
「明日、結婚報道出るって言ったよね」
「うん」
「おれ、応援してくれるファンの子に嘘つきたくない」
「うん」
「全部正直に、話すから。」
「うん？」
「何かあったら、俺が守るよ」
「…和也に守られなくても、わたし大丈夫だよ？」
そうねって笑った
和也の、すこしだけ悲しそうな笑顔の意味。
この時、私は事の重大さを、
全く、分かっていなかった。
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さわ(プロフ) - 櫻宮さん» コメントありがとうございます^ ^ゆっくりですが、少しずつ下書きに書きためております！もうしばらくお待ち下さい！ (2020年3月18日 23時) (
レス) id: d7b54e0075 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - うぉぉーー何だ！何だこのひりひりする攻防戦はーー！？？続きが気になりすぎますね。これ。早く続きが読みたい！！ (2020年3月16日 18時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 衝撃なニュース…正直信じられないというかなんというか。脳内プチパニ状態で。でも好きな人には笑っててほしいし幸せでいてほしいなと。後1年もないけど。残りわずかとなったけど。全力で応援しましょうo(^-^)o (2020年3月15日 12時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
さわ(プロフ) - れもん♪さん» 共感ありがとうございます(;_;)やっぱり悔しかったし寂しかったですよね分かります。綺麗事かもしれないけどでもやっぱり好きな人には幸せであって欲しいし嫌な思いをして欲しくないな、と。二宮くんが楽しくアイドルを続けてくれることが私は1番の幸せです(ﾟ∀ﾟ)笑 (2020年2月9日 22時) (レス) id: d7b54e0075 (このIDを非表示/違反報告)
れもん♪ - 私も作者さんと同じ思いです！私はショックでものすごい泣いたりして、苦しみました。相手の人がしていたこととかもあって、少し毒を吐いてしまったこともあります。でも、ニノを責めるのはおかしいです。どんなに悲しくても、本人を傷つけるのは絶対ダメだと思います。 (2020年2月9日 20時) (レス) id: 4d6d2e7641 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さわ | 作成日時：2020年1月30日 0時
