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夜が明けて、私達の車両に戻り、白浜さんから山本さんの話をみんなに伝えられた。
帰れるの？と次々に声があがり、驚きと期待が入り混じり、なんともふわふわとした空気に包まれる。
「いえ、今はまだ仮説を立てている段階だそうです。むこうでそういう議論を重ねているそうで」
「これ、皆さんでどうぞって」
山本さんが持たせた魚などの食料を畑野先生が差し出した。
ここに来てからまともな物は口にしておらず、みんな目が輝いていた。
「うさんくさ！いきなり帰れるとか甘い事いう奴ら、うさんくさすぎるんだけど！」
玲奈さんの言葉に全員が黙りこくる。
何を信じていいのかわからない状況で、目先の光に飛びつくしかないと、自覚しているからだ。
「そう、襲われて、怪我もさせられた。油断するなよって話」
萱島さんが、私と加藤さんを順番に見て、全員に植え付けた。
私たちの身に起きた悲劇を、もう一度思い起こせと。
「その山本さんって、何て言ったの？」
「見つけたそうです。船を」
希望者と山本さんの案内で、その例の船を見に行く為に山道を歩いている。
疑いばかりが先走るけども、この目で見ないからには何も判断できない。
「この世界に来て四日目、あれを見つけました」
道無き道を抜けると、その船は現れた。
船内を山本さんを先頭にして覗き込む。
一見したらすごくボロボロの普通の船だ。
「僕は船舶免許を持っていて、あの無線を動かしてみたら、一時的に電波に繋がったんです」
「繋がったってどこに？」
「途切れ途切れでよくは聞こえなかったんですが、恐らくどこかカナダの山の中に、今ここはトゥエンティシックスティだと」
2060年、、、
ここがその未来だという彼の話は納得できる。
じゃなきゃこの環境の説明がつかない。
でも無線で聞いたって、どうにも信じられない。
あまりに疑いすぎて、私の性格が悪くなったのかとさえ思うけど、腑に落ちない。
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3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 藍さん» いえいえ､こちらこそ迅速な対応をありがとうございます!占ツクライフ､楽しんでくださいね! (7月15日 20時) (
レス) id: da35f6fb87 (このIDを非表示/違反報告)
3人の隊長と座長の剣士@自由浮上自由返信(プロフ) - 失礼します…!実在する方を小説に出す場合はオ.リ.フ.ラを外した方が良いですよ!また､nmmn(実在する人物を題材にした二次創作)ではご本人様の目につかないよう､伏せ字や検索避け(長くなってしまうので､お手数ですが詳細はご自身でお調べください)などをしましょう! (7月15日 16時) (レス) id: 6196f83925 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍 | 作成日時：2023年7月12日 11時
