5日目 ページ5
もう、5日か、あれ?5日…
告白の日今日!?
え、どうしようなんか昨日、今日告白しよう!とかいってた気がするけど
とりあえず!落ち着け!
夏目「今日かぁ」
『そ、そ、そうだねぇ!』
夏「うーん、成功するかな」
『す、すると思うよぉ↑』
やべぇ、慌てすぎだ
そういえばきりやんは?きりやんって告白したのかな?
もしかして…
きり「あ、Aど、ど、ど、ど、どうしようもう5日たったよ」
私と同じか
『きりやんも今日?』
きり「Aも?」
『う、うん』
明日じゃ遅い
もう、付き合ってるよ
きり「どうしよう」
『私いく』
きり「え、いまから?」
『いや、放課後!』
きり「さすが!」
_____________
『き、き、き、き、きりやん?』
きり「ど、ど、ど、どうしよう、緊張する」
放課後、今日告白する気でなかった私たちは小刻みに震えながらもシャークんたちを追いかけた
場所はわかっている、彼らは屋上で告白する
あらやだ、ロマンチックなんていってられない
もう、私たちの恋は終わってしまうのだ
ゆっくりと足を進めたいがそうするともう間に合わない
『シャークん!』
シ「A?」
『ちょっと時間ちょうだい!わかってる用事があるのは』
シ「そのあとじゃ『だめ!』え」
今じゃないともうだめなんだ
『すこし話聞いてくれる?すぐ終わるから』
シ「うん」
息を整えて言う
『私、シャークんのことがすき、ほら、今じゃないとダメでしょ?だっていまから夏目のところにいくんだもん』
そして、付き合う
『私はふられることはわかってる、だから返事はいいよ、これからも友達と思ってくれればいい』
シ「ありがとう、ごめんね」
これでいい
これが望んでいた言葉
これがハッピーエンド
きりやんもそろそろ終わった頃かな
きり「おつかれ」
『早いね』
きり「うん、好きっていったらすぐにふられた」
『はやくみよう』
きり「そうだね」
悲しいような嬉しいような、けれどやっぱり悲しい
でも、これが私たちにできること
わかりきっていた未来
きり「幸せそう」
『夏目嬉しくて泣いてるよw』
声は聞こえないけれど分かる
成功だ
おめでとう
『帰ろう、きりやん』
きり「そうだね」
これはただの笑い話にしかならない、静かに見送ることしか出来ない
『好きだったんだけどね』
きり「ねー」
このあと幸せそうに帰えるんだろうな
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梅酒 - 神だったからゆるちた (2018年10月3日 21時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロナ | 作成日時:2018年9月28日 9時