156 ページ6
HJ「…勝手に好きになったのは僕らの方なのに、僕は我儘だからヌナが凄く残酷に感じるんだよｯ…！」
それもそうだ
私はきっととてつもなく彼らにとっては最低な存在で
ジニが言うように、本当に残酷な人間だろう
否定する言葉は出てこなかった
事実だからだ
『…うん…本当にその通りだよ、ヒョンジナ』
ジニの涙を拭った
HJ「…やめて。僕の涙を止めないで。優しくしないで…嘘でもいいから否定してよ…ヌナｯ…ねぇ…！」
『…ジニ』
HJ「…僕の言葉ひとつひとつに、嫌っていう程傷付いてよ！！」
傷付く
ジニの言葉に傷付いたらどうなるんだろう
私は慢心していたのかな
私が何しようと何言おうと、ヒョンジナは私を嫌うことはないだろうと
『…わざと嫌われてほしいの？』
だからこういう事をするの？
HJ「…そう思った事もたくさんあるよ、…でも僕はみんなみたいに純粋な気持ちでヌナを愛す方法がわからないんだよ」
今すぐジニのそばを離れて、ジョンイナのもとに行けば楽になれるのに
彼は私をこんなに困らせたりしないのに
ほら、最低な女だ
『歪んでるね、ジニ』
HJ「そんなの、わかってる。だから辛いんだ」
捨てられた子犬みたいな顔
さっきまでの強がりはどこに行ったんだろう
『…私も、ジニも情緒が本当に不安定だよ…』
私は優しくヒョンジナを抱きしめた
『もういいよ、受け入れてあげる。ジニの全てを』
HJ「…ヌナ」
誰か、熱のせいだと言って
普通じゃないよって叱って
『…ジニ、口開けて』
HJ「…うん」
私たちは再び口付けを交わした
そこからはあまり正確には覚えてない
でもひとつだけ確かなのは
私たちはこの日、超えてはいけない一線を超えてしまったということ
お互いどんな気持ちで求め合ったかな
もう嫌ってほど聞いたジニからの愛の言葉
私はそれに何て返したんだろう
こんな私のことを心底恨んで
こんな私を知ったら、ちゃんと嫌いになってくれるかな
ねぇ、ジョンイナ
ごめんね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 456人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾁｬﾝﾐ(プロフ) - かいりさん» かいりさんコメントありがとうございます！面白く見て頂いて嬉しいです🦊！ちょうど今ビニとのシーンを書いてました💪笑。これからもよろしくお願いします！ (2023年4月4日 23時) (
レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
かいり - コメント失礼します！pat1から楽しく拝見させております♡꙼̈主様の小説が面白くて更新されるのがとても楽しみです☺️ビニとのイチャイチャも見てみたいです！お身体に無理せず執筆頑張って下さい！ 応援しております🙇♀️ (2023年4月4日 11時) (レス) id: be00786b09 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾝﾐ(プロフ) - 雛鳥さん» 雛鳥さんコメントありがとうございます！part1から見てくれて嬉しいです！リノくんとピリちゃんですね、お任せください！リクエスト助かります！頑張りますのでこれからも見に来てください！ (2023年4月4日 0時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - Part1から全部見ました！とても面白くイチャイチャがドキドキです！全員とのイチャイチャを楽しみにしている+リノやピリちゃんとのイチャイチャが私的にはものすごく楽しみです！お体に気をつけて執筆してくださいね♪ (2023年4月3日 13時) (レス) id: 52450fe194 (このIDを非表示/違反報告)
ﾁｬﾝﾐ(プロフ) - ミコさん» ミコさんコメントありがとうございます！これからも大量更新頑張ります！凄く嬉しいです、もしリクエストなどあれば書きますのでまたお待ちしてます！ (2023年4月3日 12時) (レス) id: 439ab9c6d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾁｬﾝﾐ | 作成日時：2023年3月30日 11時
