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小山家の朝 ページ2

慶一郎side





ただいま朝の6時。


鳴り響くスマホのアラームを止めて部屋のシャッターを空ける。

「…ねむっ」

隣で起きる気配が感じられない弟を横目にサッと支度をして1階へ降りた。


平日の朝は大体この時間に起きて、朝ごはんと貴久の弁当、洗濯物を干すまでを速攻で終わらす。
これを貴久と成亮を起こすまでの1時間でやらなければならないという過酷なスケジュール。

かれこれやってる間にもう1時間か…。
反抗期気味のあいつを起こしに行く時間ですね。

貴久 と書かれた黄色い札が下がった部屋に向かった。


「たかひさぁ〜、おきな〜。」

布団を思いっきしひきはがす

あんまり勝手に部屋入ると怒るんだけどね笑
朝は俺が起こさないと一生起きないからしょうがない。

黄「……ん…。」

「ほら早くおきて、ご飯できてるよ」

黄「…んー、わかったわかった……。」

「ほんとかよ。」

ほんとに起きてんのかわかんない次男は一旦放棄。
さて次は我が家の天使をおこしにいきま〜す


「しげ〜おはよ〜〜」

まだぐっすり眠ってる我が家のこの小さい怪獣は、そこまで朝に弱くないから起こすのは大変ではない。

緑「…んん〜……」

「しげちゃん朝だよ〜」

緑「ん〜…にいにっ、」

目が開いた小さな怪獣は手を広げてぎゅーを要求してくる。

「はいはいしげちゃんおはよ。」


小さな体を抱きかかえてリビングまで降りると、眠そうに目を擦りながらテレビを見ている貴久発見。

緑「たかにぃにっ!」

貴久を見つけて大はしゃぎなミニ怪獣をそっと下に降ろして朝ごはんの仕上げにとりかかる。


黄「ん、しげおはよ。」

緑「たかにぃに!おはよ〜!」

貴久が成亮を見てニヤニヤしているのは日常茶飯事なんだけどさ。
俺に対してもあんぐらい素直になってもいいと思うんだけどな笑


「はい。ご飯できたよ〜」

そんなこんなで今日も平和に朝ごはんを迎えられましたわ。


「「「いただきます。」」」

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あやか(プロフ) - 更新待ってます!!!! (7月31日 0時) (レス) id: b91c325bc9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねね | 作成日時:2023年7月26日 1時

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