貴方に出会えて【妖怪ウォッチ】

１３. タメロ ページ15

たったの一言で、私の動きが全て一時停止する。
エンマさんは、固まった私の顔を静かに覗き込むと思議そうに首を傾げる。


『……あ、えっ…な、何でですか…？』


「…もっと仲良くしたいんだ、お前と。」



そう云うと、どさくさに紛れて私の手を優しく包み込んで握ってきた。

…エンマさんって大王様って呼ばれるくらい偉い妖怪なんだよね…？

気安くタメロで話せる相手じゃない気がする。でも…仲良くしてくれようとしてくれる気持ちを無下に出来ない…



エンマ「それとも敬語外すより、呼び捨てにするか？」


『…分かりました。敬語、外します。』


エンマ「おう！わざわざ我が儘に近い願い聞き入れてくれて、ありがとな！」


『全然大丈夫…です。大丈夫…！…う、やっぱり敬語じゃないの違和感…。』


エンマ「…ぷっ、ふは…はははっ！ッこりゃあー、慣れるまで、ふっ…大変そうだな〜」


『そうで…。……そうだね、ていうかあんま笑わないでよ…。』



私がタメロに慣れてなくて口調がやばくなってるのがそんなに面白かったのかエンマさんはケラケラと笑っている。



エンマ「わりぃ！は〜、面白かった

…ん〜。さて、そろそろ戻らねぇとぬらりに怒られちまう！それに日が沈んで冷えてくる頃だ、部屋に戻ろう。A」


『わ…、ぁ…はい…！』



エンマさんは私の手を優しく引っ張り立たせ、部屋に歩き出した。

私はその後ろを静かに追う。


最初私を連れて行く時も優しく引かれた。思い出すと頬が少し熱くなった、なんだか頬以外にも体全体が熱い様な…？


…なんだろう、なんか胸も苦しい



エンマ「A…！？」



エンマさんが私の名前を必死に呼んでいる声を最後に、ぷつんと意識が途切れた。

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どうも！´むぅ`です。無事ログイン出来ました(要らん報告)
あのですね、殆ど毎日つべ等でキャラの口調研究をしているのですが全く似る気配が無くて萎えかけているむぅです(
と言う話は一旦置いといて、お気に入りや星、ハートありがとうございます！そして星に色が付き、しかも応援のコメントまで…本当にありがとうございます！これからも読んでくださっている読者様達の期待に応えられる様、頑張っていきたいと思います。

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