50話 ページ4
夢主 side
「てめぇ…今のどういう意味だ。」
『ほんっっとうにごめん。』
恐ろしい形相でこちらを睨み付ける糸師君に恐怖を抱きつつも全力で謝り倒す。いつもの低音の声が重々しい声となって、もう二度とあんな事は言わないと固く心の中で誓う。……まぁもう遅いだろうけど。
「てめぇにそんな事を言われるのは1番不愉快なんだよ。」
『(不愉快……)あ、で、でも目元とか雰囲気とかはお兄さんに似てて綺麗…「ふざけんな」褒めるのも地雷？！
…やっぱり君、私の事嫌いだよね。』
「は？」
『冴君の話をするのが嫌いならそれはごめん。確かに兄弟について聞かれて全員がいい思いする訳ないもんね。』
率直に話せば糸師君は怒りが治まったのか顰めっ面から少し怪訝な表情になってふんと鼻を鳴らせば顔を背ける。
「そんなの関係ないだろ。…お前が昔、アイツと会った奴だったのを認識しただけだ。」
『え、何で冴君と会ったことあるの知ってるの？』
「…写真。」
『写真………あ、そっか…』
前会った時に見せてくれた昔のチェキ。昔、持っててって言ったのをやっぱりちゃんと覚えてたんだ。
「…………チッ」
『えっ、舌打ち？』
心外！と言うような顔で糸師君を見ればまたもや顰めっ面で反抗してきた。君顔のレパートリー少ないな。
「あといい加減お前、俺を名字で呼ぶの辞めろ。」
『えっ、ここにいる人大抵は名字呼び何だけど。大丈夫だよ、冴君って呼んでるから見分けは着くよ。』
「そう言う意味じゃねえよ。つかそっちの方がムカつく。」
『えぇ〜…じゃあ凛ちゃ「口縫い合わせるぞ。」冗談だって…！(兄弟揃って針と糸使うんだ。)』
口縫い合わせる事に関しては一緒でちょっと面白いな。まぁそんな事言ったら本当に縫われそうだけれども。
「はぁ……お前のそのくだらない冗談よりも先に自分の身の回りを考えたらどうだ。もっと
『……………ぁ゛?』
「は、」
『…あ、いやぁ……ごめんね。思わずつい
まぁでも、これで
「…………。」
『う〜ん…上手くは言えないけど、君には特別に教えてあげる。
私にも、
「…お前…」
『あ、そろそろ行くね。オーバーワークしたら誰かが飛んでくるかもよ〜。じゃあね。』
背を向けて歩き私は部屋を出る。
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シア - 最新待ってます‼︎ (9月17日 1時) (
レス) @page5 id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 続編おめでとうございます！自分のペースで頑張ってください！応援しています！ (8月21日 5時) (レス) @page5 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
Akal(プロフ) - すみません､オリジナルフラグ立ってますよ｡この作品は､二次創作ですよね｡ (2023年4月11日 17時) (レス) id: 5bb5794148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2023年4月11日 15時
