48話 ページ2
夢主 side. *ギャグ気味
モニターの画面の光を浴びながら私に背を向けている甚八君に一瞬硬直する。何故か背中からドス黒いオーラを感じる……。
『甚八君〜せめて教えて欲しかったよ。まさか英語を勉強する理由がこういう事だったなんて……』
「……………」
『いやまぁ私も深く追求しなかったせいでもあるんだけどさ……』
「………………」
『あと、そこまで話しては無いんだけど喋っちゃったんだ…勉強したとは言えごめんね……』
「…………………」
『……じ、甚八君?』
おかしい。今まで声を掛ければすぐに反応してくれたのに。こんなにスルーされるのは初めてだ。
恐る恐る近づいて見ると甚八君はモニターを見ている訳ではなく何かパソコンを開いていた。よっぽど集中すること何だろうか、無言でマウスをクリックしている甚八君に若干怯えながらもフッと画面を覗いてみる。そこには
”セクハラ 訴訟 賠償金”
『甚八君???』
「うわぁ…ッッ…びっくりした。夢主ちゃんの声で囁かれたら驚くよ。」
『いや、その前に結構話してたんだけど。……じゃなくて、それ……何?』
「あぁ、これね。セクハラに対する復讐法。」
『復讐法??』
「知ってる?職場における「セクハラ」については、均等法第11条で、「職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されること」と規定されているんだよ。例え冗談だとしても忠告した発言を無視した様な事は罰されると思うんだよ俺は。」
『……ココ、ショクバジャナイデス………セクハラサレテナイデス。』
「口から発せられた言葉は証拠にならない時もあるけどモニターで既に証拠は押さえてるから夢主ちゃんが18になって襲われたら速攻でこれを突きつける。」
『……あっ、あれ聞いてたの!?てかそんな事言われてたの!?』
「今は若人の学びのために我慢するけどこれでエスカレートしたら賠償金払わせるから。」
『過激ぃ…!いらないいらない!甚八君何でそんな怒ってるの!?』
「大丈夫大丈夫。ここに来て貰うのに其々1億払ったから。」
『1億?!?!』
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シア - 最新待ってます‼︎ (9月17日 1時) (レス) @page5 id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - 続編おめでとうございます!自分のペースで頑張ってください!応援しています! (8月21日 5時) (レス) @page5 id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
Akal(プロフ) - すみません、オリジナルフラグ立ってますよ。この作品は、二次創作ですよね。 (2023年4月11日 17時) (レス) id: 5bb5794148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉 | 作成日時:2023年4月11日 15時